娘ちゃんへの応援歌

娘ちゃん、お誕生日おめでとう。

大きくな〜れ、早くな〜れ。
ママンなんかいなくても、しっかりひとりで何でもできるようにな〜れ。

ふにゃふにゃ首が据わらなくても、芯だけは通っているように見えて。
娘ちゃんが放つ「生命力」というモノの力強さにびっくりさせられた毎日。
きゃはは、きゃはは、と楽しいことばかり目の前に現れる新しい毎日。

のんびりしているようで、ちゃっかりしているようなところが、ふとすると自分に似ているようで。
ママン、大丈夫?
優しく他人を思いやる気持ちのあるところも、疲れたママンのココロを癒やしてくれるようで。

生まれてきてくれて、ありがとう。
大変な思いをしてやっとこ出てきてくれた。
ラマーズ法を教わったけど、いざとなったら役立たず、いくら息んでも出てきてくれなくて、
「これ以上中につっかえてたら、命に関わりますからね、大きく開いて引っ張り出しますよ。」
という助産婦さんの言葉に、
あ〜、ダメかもしれない、と諦めた一瞬。
諦めてどないすんねん。
とにかく無事で出てきておくれ。
死ぬほど息んでやるぜ〜、(って遅いがな)。

生まれてすぐにお腹の上に乗せられたけど、感動して泣いたのか、大きく開かれたのが痛かったから泣いたのか、無事に終わって泣いたのか、よくわからないそれまでに感じたことのない熱い涙がこぼれて落ちて。

あぁ、やっと会えたね、娘ちゃん。

あれからさっと17年。
まだまだやっと17年。

恋も手探り。
先は長いよ。
怖がらないで、飛び込んでみて。
ワタシは今、生きている。