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【書籍】金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った

ロスチャイルド。言わずと知れた銀行業の礎を築いたフランクフルト出身のユダヤ人。

本書を手にしたきっかけは銀行の金利にある。

住宅ローンにおいて現在も低金利ではあるが、そもそも金利の仕組み自体が釈然としないからである。


お金を融資してもらうために、手数料を取ったうえで別途金利が上乗せされる。この時点で既に二重徴収ではなかろうか。

そして、社会的信用のある人物であれば超低金利でお金を借りられるが、信用度が低い場合には保証機関と称して金利が上乗せされてしまう。

普通に考えれば、社会的信用度が低い人に対してほど金利を下げることによって、負担金が減少するため回収率も上昇すると思うのだが、現実では逆転している。

すなわち、社会的信用度の高い裕福な人物ほど優遇され、信用度の低い低所得者層ほど搾取されている構図となっているのである。

そもそも金利とはどうやって作られたのかが気になり本書を手にしたところ、ロスチャイルド家に始まりフリーメーソン、イルミナティ、秘密会議等、資本主義社会を牛耳ってきた歴史が丁寧に記載されてあった。


この統一協会が政治家や秘書として日本の国政に潜入していきます。
p197

本書は2009年(第9版)に発売されたものであるが、今年話題となったことがすでに書かれている。

1968年には、統一協会の主導により、児玉誉士夫、笹川良一、岸信介らが“反共の砦“となるため「勝共連合」を結成
p197

ここで出てくる岸信介とはほかならぬ、安倍晋三の祖父にあたる人物である。


去る2023年3月10日、アメリカのシリコンバレー銀行が破綻したのは記憶に新しい。

記事にもあるように、米国連邦準備制度理事会(FRB)による金利の引上げが原因である。

2008年のリーマンショックの再来とも揶揄されるが、その背景は異なるようだ。

貨幣の価値とは、信用によって成り立っている。その価値の対価として「お金」が与えられる。


すでにマルクス的資本主義は限界に来ているのかもしれない。かといって、社会主義的な世界が望まれているとも思えない。

では、次に指標となるのはなにがやって来るのか。その答えは数年〜数十年後に判明するであろう。

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