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多様性に満ちた自然、祝福の太陽(マヌエルアントニオ国立公園/コスタリカ)

2023年11月14日、世界一周旅行の幕が上がる。
南米に始まりじわじわと日本に近づいていく魂胆。
パートナーと共にだいたい3年ほどかけて巡るつもり。
旅情80%ぐらいのかんじで緩く書いてまいります。

※この記事には爬虫類やバッタの写真を載せています。苦手な方は気をつけてくださいね。

世界一周日159目、コスタリカ10日目。
マヌエルアントニオ国立公園へ。

コスタリカは日本の四国と九州を合わせたくらいの面積でそう大きくはない。
小さな国だが大自然に恵まれていて国土の四分の一が国立公園か自然保護区だ。
そしてその自然は多様性に富んでいて地球の全動植物の5%がコスタリカに生息しているらしい。
首都サンホセを中心に放射線状に数多の自然に触れることができる。
バスで少し移動するだけでジャングルの熱帯雨林、高地の熱帯雲霧林、低地の熱帯乾燥林、活火山、カリブ海、大平洋…とジャンルは多様。

調べていた限りではなんていい国なんだ!ゆっくり巡ろう!と思ったがコスタリカ、ものすごく物価が高い。
かつてはコーヒーなどの農業が盛んな国だったけれど1998年に米国インテル社がマイクロチップ製造工場への投資を行って以降、いろんな外国企業のが進出、そして経済がぐんと成長したそうだ。
(その影響なのかな、コスタリカの人の英語は上手で聞き取りやすかった。)

流石に全ての国立公園を周ることはできないので今回はここマヌエルアントニオ国立公園とアレナル火山国立公園のみ行った。
アレナル火山国立公園の旅行記はこちら↓


さて、今日はマヌエルアントニオ国立公園へ。
街から公園へはすぐ。街を周回しているバスに乗り10分ほどで到着する。
エントランスに着いたら予約していたガイドさんが私たちを見つけてくれて合流した。
そしてエントランスのスタッフに荷物検査で2Lペットボトルを没収された。
水筒は取られなかったけれど、プラスチックボトルやお菓子は持ち込み禁止らしい。
昨日オンラインで入場チケットを予約したけどその時にでもデカデカと書いといて欲しかった。
物価の高い国で水を没収されるのはちょっと悲しい。

気を取り直してツアー開始。
ガイドの人と一緒に2時間くらい公園を散策する。
エントランスからすぐにナマケモノを発見。
双眼鏡で見てやっとわかる距離で顔は見えなかった。
だけど士気は高まった。目の前に広がるジャングルにわくわくする。
ジャングルといえどかなり整備されていて道は広く歩きやすい。
爬虫類や鳥などいろんな生物が見れた。
双眼鏡越しに写真も撮らせてもらった。

以下、遭遇した愉快な生き物たち。

“Red land crab“
カニ。大して驚きはない。カニだなーって思った。
基本的には森にいる。繁殖期のみ海に戻るらしい。
海のそばにある公園ならではの生物だ。
“コモンバジリスク“
背中が枯れ葉みたいでかっこいい。水面を走って逃げるらしい。見てみたい。
“オオヨタカ“
鳥だけど地面でじっとしている。
人間による森林破壊の影響で捕食者が減少し恩恵を受けているらしい。
“シタベニオオバッタ“
世界最大のバッタの一つ。手のひらからはみ出るぐらいの大きさ。
植物を巣に持ち帰り菌類を栽培してからそれを食べるらしい。
発酵食品の栄養価の高さでここまでの大きさに…!?

他にもたくさんの動植物を観察した。
鳥などすばしっこいのは写真は撮れなかったけど。
いっぱい説明があって楽しかった。
動物は自分たちじゃ絶対に見つけることのできない場所いる。
基本保護色でここにいるよって言われてもしばらく気付けないレベルだった。

ガイドの人はどうやって見つけ出してるの?って不思議に思う。
ガイドの観察眼に一番感動したかも知れない。

ツアーが終わり、ビーチで解散。
後はゆっくり楽しんでね〜との事。
海に飛び込み、汗を流し、スッキリした。歩いた先に海があるという完璧な動線を組んだ良い国立公園だと思った。

人は多めだけど広いビーチなので十分のんびりできる
“ブラックイグアナ“
宿の壁に貼りていていたりと結構どこにでもいる。
“パートナーの足“
なぜか爪にだけ砂がつかない。命名、逆ネイル。

ビーチで涼んだあとはランチ。
檻のような建物がありこの中でしか食事はできない。
猿がやってきて獲ったりするかららしい。
生態系を壊さないために重要なことなんだろう。

ありのままの自然に触れるには人間が檻に入るというスタイル

ランチの後はお猿の群れ発見。人間慣れしていてカメラを向けても全く物怖じしない。
その後もお猿の群れと何回か遭遇して一番出会った動物になった。

ある程度近づいても問題ない
ふわふわが戯れていて可愛い

再び歩き、別のビーチへ。
ちょっと泳いで砂浜にごろんと寝転んた。
一日でジャングルのアドベンチャーとビーチでのチルアウトが同時に味わえて満足度が高い。

宿に戻ると日は傾いていた。
ここからの眺めは最高で、毎日夕陽が見れた。
昨日は見事海にぽちゃんと日が沈んだけれど今日は水平線付近に雲があった。
でもその分日が沈んでから雲が焼けて綺麗だった。

毎日違う表情で一日の終わりを祝福する太陽。
コスタリカの豊かな自然に触れた一日、終わりにその美しさを凝縮したみたいな夕陽が見れて心底美しい星にいると思った。

一日お疲れさま
今日もいい日でした



プロフィール:

1996年、サブカルインドア人間として大阪にて誕生。
服飾専門学校卒業後テキスタイルデザイナーを務めるが都会的な暮らしや流行に嫌気がさし退職。
2021年、沖縄県の宮古島に移住。
趣味だったハンドメイドウィービングや料理の仕事に就く傍ら、フリーダビングにはまり毎日海で泳ぐ。
さらなる自然への興味と世界を深く解釈したい欲が矢を放ち、世界を駆ける。
ラジオとゲーム実況が好き。

良ければインスタグラムも覗いてみてください。
https://www.instagram.com/_maryo.san_

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