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帝王切開経験者の自然分娩への挑戦2

息子を帝王切開で授かった私が、娘を自然分娩で迎えようとしたエピソードの続編です。



娘が応援してくれた


自然分娩にチャレンジできる条件は2つ。

1。検査で異常の兆しが一切ない
➡︎ 浮腫、尿蛋白、尿酸、体重増加も、すべてクリア!

2。出産予定日前のレントゲン撮影で赤ちゃんの頭のサイズに問題がない
➡︎ 自分でどうこうできるものではないので、おなかのなかにいる娘に話しかけていました。
「重力に任せて、スルッとすべり降りるように生まれておいでね」って。

妊娠35周目、先生から
「次の健診時にレントゲンを」
と言われて帰り、ドキドキしながら過ごしていると……

撮影予定日前の夜中に、破水したのです。

レントゲンを撮る前なら、帝王切開を推す理由がなくなります。

私と先生の話を娘が聴いていたとしか思えませんでした。

先生も応援してくれた


夫がタクシーを捕まえてくれて、息子と3人で病院に向かいます。

前回はアルバイト先生の内診後に主治医の到着を朝まで待ちましたが、今回は違います。

夜中にもかかわらず、主治医がかけつけてくださいました。

改めてのリスク説明に対しても私の意思がブレないことを確認した先生が、夫に向けて話されます。

「まあ、奥さんもこうおっしゃっているので、試してみましょう」って。

まさか先生が夫を説得してくださるなんて!

先生を味方につけてくださった助産師さんにも、感謝の気持ちでいっぱいでした。

息子も応援してくれた


陣痛の間隔が短くなるまでの間、1歳11ヶ月の息子も応援してくれました。

「ママ、がんばってー」
どんなに心強かったことでしょう。

手術の準備万端でのお産


いよいよ!という段階で私は、超安産だった親友のアドアバイス〈スクワットの姿勢になって赤ちゃんが重力で降りてくるのがいい〉に従って姿勢を立て直します。

ところが、
「もっと横になってください」
と看護師さんに上半身を押さえられてしまいました。

身体につながれている機械のアラートが鳴ってしまうので、私が上半身を起こしすぎるたびに看護師さんに戻されてしまいます。

少しでも異常があれば帝王切開に切り替えられるよう、スタッフの皆さまが手術の準備万端で同席くださるなか、先生も手術着で入ってこられました。

母子手帳によれば、分娩にかかったのは「約3時間」。

吸引の準備をして構えていた先生が驚くくらい、娘はスルスルと生まれてきてくれました。

みんなが応援してくれた

生まれたての娘を抱っこしたいという夢も、夫と息子に臍の緒を切ってもらうという夢も叶って、まさに感無量。

そんな私に、若い助産師さん・看護師さん2人が泣きながら声をかけてくださいました。

「すごいです!
 感動しました! 
 V〇〇に立ち会ったのは生まれて初めてです」

「ブイ?・・なんですか?」
と質問すると、帝王切開後の経腟分娩をVBAC(ブイバック)を呼ぶことを教えてくださいました。

チャレンジさせてくれる産院も、チャンレジする妊婦も少ないのだとか。

スタップの皆さまがリスペクトの気持ちで温かく見守っていてくださったからこその、安産だったのだと思います。

もしも皆さまが不安に思っていらしたら、私にも伝染していたかもしれませんから、ね。


感謝しかないお産経験


図らずも初産が帝王切開になったおかげで、私は "自分のお産" について真剣に考えることができました。

「こんなふうに赤ちゃんを迎えたい」
バースプランを立て、イメージトレーニングを積んでいたことで、心のゆとりがあったように思います。

陣痛の辛さなど記憶に残っていないくらい、娘が無事に生まれてきてくれたことに感謝感激しかなかったのです。

初産のときは、帝王切開を迫られたことに対して私の心も身体も緊張してしまい、子宮口が開かなかったのでしょう。

私が〈自分のお産は自分が決める〉という意思を貫けたのは、バースプランを書くようにアドバイスをくださった、助産師さんのおかげさま。

アドバイスに沿って勉強し、備えてきたからこそ、主治医からのリスク説明に対して感情的にならずに、ニュートラルに考えることができたのだと思います。

私の意思を尊重して、万全の体制でチャレンジしてくだった先生にも、感謝の気持ちでいっぱいです。

退院時に先生から言われました。

「お母さんは、ずいぶんと安産体質だったんですね(笑)
 でも、3人目も同じようにいくとは思わないでくださいよ」って。

自分のお産を自分で選ぶ

 
100%安全なお産はありません。
たまたま私がうまくいっただけ、といえるかもしれません。
不愉快に感じる方がいらしたら、申し訳なく思っています。

私にとっては、帝王切開と自然分娩(経膣分娩)の両方を経験できたことが大きな糧となりました。

・医師にすべてを任せない
・能動的に情報を集める
・自分の心と身体に向き合う
・自分に何ができるかを考える
これらの経験から、自分のお産も自分で選べる、と実感できたからです。

助産師さんとの面談を活用してバースプランを提示するなど、私の主体的な取り組みを通じて、スタッフの皆さまに応援していただくことができました。

そしてなにより、私の夢を叶えるために、小さい身体で元気に生まれてきてくれた娘にも、ありがとう!

2244gの娘はそれはそれは小さくて、愛おしくて愛おしくて……

娘の体重が規定を超えて母子同室解禁となって以来、ずーっと一緒に過ごしました。

プライスレスの幸せに感謝です。

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