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料理が苦手だからこそできる「食育」

料理上手な母に任せっきりで、
キッチンに立つことなく結婚した私。

料理が苦手でした

毎日が大変でした。

買いものに慣れていないし、
料理の段取りが悪すぎるんです。

当時はスマートフォンもなかったので、
新婚祝いの分厚く思い料理本を見ながら
こんなことばかり呟いていました。

「あ!買い忘れた!」
「あれ?これどうやるの?」
「ああ〜調味料を入れ忘れた〜」
「焦げちゃった、泣」

レシピ通りにつくれたことは
ほどんどなかったように思います。

子どもが産まれて考えた


料理の腕は上がらないまま、
結婚10ヶ月後には息子が誕生。

「母乳のために "いいもの" を食べよう」
有機野菜や調味料にこだわるようになりました。

料理の腕を上げるのではなく、
食材の質を上げることにしたんです。

だし醤油、最高♪
昆布と干し椎茸を一晩つければ出汁がとれる♪
夏野菜は切るだけで美味しい♪
冬はお鍋が最高♪

宅配で届く旬の野菜を使った
シンプル料理に落ち着きました。

鰹出汁に恋する娘


息子3歳、娘1歳からは、
食育を大切にする保育園に通い始めました。

羅臼昆布と鰹節でとる出汁の香りが
私も毎朝、幸せでしたね〜♪

保育園の調理師さんたちが
子どもたちの舌を育ててくれました。

私にできたことは、
それを邪魔しないこと。

ドレッシングも
マヨネーズも
ソースも使わなかったんです。

結果、どうなったか?

カツ丼屋さんで
「美味しい!おかわり!」
満面の笑みで味噌汁椀を差し出し、

「お!よくわかってるねー」
出汁にこだわる店長さんに喜ばれ、
2杯目をサービスされるようになりました。

出汁の違いがわかるようになったんですねー。

我が家では食べられない料理に出会うと、
それはもう食べる食べる!

その食いっぷりのよさは、
子連れを嫌がる感じのお店の方にすら、
喜ばれるほどでした。

「ちっちゃいのに、よく食べるねー」
「美味しそうに食べてくれるわねー」

集中して食べてくれるのと、
お店の方に気に入っていただけるのとで、
子連れは珍しいお店にもお邪魔できたのは、
本当にありがたかったです。

料理が苦手だからこそできる「食育」


今回のエピソードを思い出したのは、
昨日の記事に寄せられた
ふらお@子育て料理家 さんのコメントがきっかけです。

>「よくこんなに豚の旨味を閉じ込めたなー」という娘さんの言葉、普段から御影石さんが食育をされていることを感じました。

娘の発言に、
私もびっくりしたんです。

「食育」をしているつもりはなかったのですが、
私が料理上手でなかったからこそ、
保育園が育ててくれた繊細な舌を維持できたんだなーなんて。

「美味しくない!味が薄すぎる!」
と言うようになった娘は、
キッチンから自分で
出汁醤油や岩塩を取ってくるようになりました。

外食したときなどは、
「美味し〜!」
と心底感動しているのが、かわいいんです。

うちでは食べられない味だから、
感動ひとしおってわけです。

ホント、子どもって正直、笑。

今では、
お寿司屋さんのシャリの質まで
わかるようになっています。





あれ?
食育の成果でなく、
ただ単に娘が食いしん坊なだけ?
という気がしないでもないですが、
まあ、よしとしましょう♪

苦手だった料理を楽しめるようになった理由


いくつかの記事に綴っています。
よかったらご覧になってみてください。

「苦手」と考えないのが、いちばんの近道かな?

無理はせず、
自分の大切にしていることを大切にしましょ。

その心の余裕が、
料理を美味しくするように思っています。

あなたのドリームサポーター
御影石 千夏

▼プロフィール

▼正直な娘との関係





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