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専業主婦だった私が、自分に自信が持てるようになるまで

「24時間365日頑張っても誰にも認めてもらえない。」主婦の方であれば、誰もが一度は感じることではないでしょうか。私も、誰にも評価されないストレスに苦しんでいた一人です。このストレスは、私自身だけでなく、周りの家族も苦しめていました。

しかし私は、社会に出て仕事を始めたことがきっかけで「自分は認められている」と安心できるようになりました。そして自分に自信を持てるようになったことが、家族全体の幸せにもつながっていると感じます。

今回のコラムでは、私の専業主婦時代と仕事を始めた後の心境の変化を綴り、「ママの幸せは家族をも幸せにする」ということを伝えたいと思います。(執筆者:まゆみさん)

平日も休日もほぼワンオペだった専業主婦時代

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私が結婚して専業主婦だったころ、夫は朝7時頃には出勤し、帰宅は22時以降という毎日でした。双方の実家は遠方で、身内のサポートは受けられません。

娘の世話や家事は、基本的に私のワンオペ。休日は休日で、夫は平日の疲れを取るために遅くまで寝ていたり、かと思いきや早朝から仕事の付き合いでゴルフに出かけたりします。

当時の私は、そんな夫にイライラする毎日。「あなた(夫)には休日があるかもしれないけれど、私は24時間365日頑張っている!」そんな気持ちばかりが募っていました。

自分への苛立ちを娘にもぶつけてしまった

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当時の私は、暇があればSNSを覗いていました。SNSでは、キラキラした写真が投稿されています。子どもと一緒に作ったおやつや、ミシンで作った子ども服。娘と同い年の子がいる家とは思えないほど、きれいに片付いた部屋の写真がアップされることもありました。

私も、このような投稿に触発されて頑張っていた時期がありました。しかし、上手く続けられず、「他のママができているのになぜ私にはできないのだろう」と悩んでいました。

また、娘の集団健診などでは、他の子と娘を比べてしまいます。時には、娘の悪いところばかりが目に付いてしまい、「私はちゃんと子育てできていない」と自分を責めてしまうこともありました。

夢見ていた理想の母娘と、現実との違い。そのギャップを埋められない自分自身が情けなかったです。娘のイヤイヤ期には、言うことを聞いてくれない苛立ちも相まって、娘に手をあげてしまったこともあります。

この頃は、正直、娘の寝顔しかかわいいと思えませんでした。寝静まった娘に向かって、「たくさん叱ってごめんね」と謝る毎日でした。

転機はフリーペーパーの隅にあった求人

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そんな私に転機が訪れたのは、娘のイヤイヤ期が落ち着き、入園する幼稚園が決まった時期でした。ふと目にしたフリーペーパーの求人情報欄に、「研究助手パート職員募集」とあったのです。

実は、研究手はかねてから興味のあった職業でした。学生の頃、研究助手として働く主婦の方を見て、漠然と「私も結婚後にこのような働き方ができたらいいな」と感じていたのです。

これまで研究助手の求人を目にしたことがなかった私は、興奮気味で夫に話しました。すると、「いいんじゃない?面接受けてみたら?」という意外な回答が。

夫の言葉が後押しとなり、私はダメ元で面接を受けました。すると、なんと合格。仕事の研修や娘の入園手続きなど、私の世界が目まぐるしく変わっていきました。

今思えば不思議ですが、子育てしながら働き始めることへの不安は、ほぼありませんでした。それよりも、再び研究に携われる喜びや、新たな経験ができる嬉しさの方が勝っていたのです。

仕事を始めて自分の視野が広がった

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採用された大学病院でパートを始め、私の毎日は充実していました。

職場では、研究員の方が未経験の私に手取り足取り指導してくださいました。私は元々調べたり学んだりするのが好きだったので、新しい知識が増えいく喜びがありました。

また、職場の方々とコミュニケーションをとるのも純粋に楽しかったです。

時には、先輩ママと家事育児のノウハウをシェアすることもありました。家事育児に協力的なドクターとお話する機会もあり、「我が家は家庭のことを夫と共有できているだろうか?」と、家族を客観視するきっかけにもなりました。

これまで、「家族」という一つのコミュニティーにしか所属していなかった私にとって、職場は自分の視野を広げてくれる刺激的な場所でした。

夫の大変さを身をもって知った

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一方で、職場は自宅から片道40分以上かかる場所でした。時には、娘のお迎えの時間に間に合わせるため、駅まで全力疾走することもありました。

また、仕事は楽しいばかりではありません。実験中にミスを起こし、結果を出せないこともありました。ミスをした日は、帰宅後いつも以上にぐったりします。気持ちの切り替えがうまくできなかったのでしょう。

このような毎日を送る中で、私はふと思いました。「パートに出るだけでもこんなに消耗するのだから、夫はもっと大変なのだろう」と。私は、夫の苦労を身をもって痛感し、これまで夫への思いやりが足りていなかったと、心から反省したのです。

2度目の転居で知った新たな働き方

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仕事を始めて半年がたったころ、夫の異動が決まりました。結婚してから2度目の転居です。引っ越しに伴い、研究助手の仕事は辞めることになりました。残念な気持ちと、夫が希望する部署への異動を喜ぶ気持ちが入り混じりました。

ちょうどそのころ、私はテレビ番組でクラウドソーシングサービスの存在を知ります。その番組では、「働き方改革」として、クラウドワークスというWebサービスが紹介されていました。

クラウドワークスは、クリエイターとクライアントをつなぐプラットフォームです。クラウドワークスを使えば、働く場所や時間に関係なく仕事ができるのです。

私はこの番組を見た瞬間「これだ!」と思い、すぐに登録しました。そして、受注したのがライティング案件です。

初めてのライティング案件は、自分の過去の経験を書くライトな内容でした。軽い気持ちで書き始めましたが、「ここはこういう表現のほうがもっと面白いな」とか、「あのときの私の気持ちを表現できる言葉はこうだよな」とか、次々とアイディアが浮かんできます。

そして、「ライティングって面白い!」と感じました。それと同時に、「これからはクラウドワークスでライティングの仕事を受けていこう」と決めました。これが、私がWebライターを始めたきっかけです。

働く場所関係なく評価が蓄積される喜びを知った

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クラウドワークスで仕事を始めて、私は、評価が蓄積される喜びを知りました。

私が初めてクライアントから契約継続希望を受けたのは、旅行情報の執筆案件でした。この案件で、初めてテスト記事~継続に漕ぎつけました。

このクライアントからは、「質の良い記事なので単価の高い記事を担当してほしい」というメッセージとともに、星5つの評価をいただけました。

このように、クラウドワークスでは、持っている資格や職歴に関係なく、受けた仕事に対して真摯に向き合えば、自然といい評価が蓄積されていきます。

また、PCとインターネット環境があれば、転居が重なって働く場所が変わっても、実績や評価が一か所にまとめられるのです。

このしくみは、元々特筆すべき資格もなく、一つの会社で長く働いた経験のない私にとって、有難いサービスでした。

社会に認められて得た精神的安定

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私は、研究助手とライティングの仕事を経験して、心の安定を得ました。

研究助手の仕事では、癌のメカニズムに関する研究に携わっていました。「私が今行っている実験で、将来的には癌で苦しむ患者さんを救えるかもしれない」という、ある種の使命感がありました。

ライティングの仕事では、自分の書いた記事を全国の人に発信できます。クライアントから「非常に読みやすく好評です」という評価をいただくと、自信につながります。

家事や育児は、他の人からは評価されにくいものです。しかし、私は、これら2つの仕事を通して、社会から評価を受けられました。そして、「自分は認められている」と実感できるようになったのです。この実感こそが、私の心の安定に繋がっているのだと思います。

家族の気持ちも尊重できるようになった

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社会に出たことで得られたのは、心の安定だけではありませんでした。家族との接し方にも、変化が起きたのです。

例えば、娘が公園で遊んでいる時。以前は帰宅時間が守れない娘にイライラして、半ば引っ張る様にして帰宅することもありました。

しかし今は、ひと呼吸おいて、「あとどれくらい遊ぶの?」と尋ねるようにしています。娘自身に時間を決めてもらうと、意外とスムーズに帰宅できるのです。

夫とは、たくさん会話をするようになりました。研究助手の仕事では、夫と同業種の方と接する機会があり、仕事に関する理解が深まったのが大きいと思います。

実は、私の夫はこの春に転職をしたのですが、その話を切り出された時も反対はしませんでした。むしろ、彼の決めたことだから応援しようと思いました。

このように家族の意思を尊重できるようになったのは、自分の意志も持てるようになったからだと思います。社会に認められて自信がつき、何を決めるのにも夫に頼っていた自分から卒業できました。

そして、家族に対しても、「自分の意志で決めていいよ」と許せるようになったのだと思います。

ママの心の安定が家族円満の秘訣

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このコラムを書くにあたり、夫にも私の変化を聞いてみました。

すると、「以前は不満を聞くことが多かったが、仕事を始めてからは少なくなった。」「娘に対してキツくあたることがなくなった。」と話してくれました。

私自身も、娘に対して声を上げて叱ったり、夫にイライラしたりしなくなったと感じています。もし、何か不満を言いたくなったとしても、「相手はこういう気持ちなのかもしれない」と考えるようになったのです。

このように、私は仕事を始めて、心に余裕ができ、家族に思いやりを持って接することができるようになりました。それと同時に、「ママの心の安定は周りにいる家族をも幸せにするのではないか」と感じるようになったのです。

家事育児を一人で頑張るママに伝えたいこと

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毎日の家事育児で家族を幸せにできる専業主婦は、本当に素晴らしい仕事です。しかし、専業主婦の人も「もっとママ自身の幸せを考えてもいい」と、私は思うのです。

もし、この記事を読む専業主婦の人で、ストレスを家族にぶつけてしまう悩みを持っているのであれば、一度立ち止まってみてください。そして、自分自身の幸せについて見つめ直してほしいです。

これは、私のように社会に出て仕事を始めることに限りません。キッズラインのようなサービスを利用してみることも、ママの心の安らぎが得られるいい方法だと思います。

私がそうだったように、ママの心に余裕ができれば、お子さんやご主人に対しても思いやりを持てます。そうすると、自然と家族全員が温かい気持ちになれるのです。

つまり、自分を幸せにできるママは、家族のことももっと幸せにできると私は思います。

私のこのコラムが、専業主婦の人が自分自身の幸せを考え、一歩を踏み出すきっかけとなることを、心から祈っています。

(執筆者:まゆみさん)

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