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AWS Tech talk Night #1に参加しました

AWS Tech talk Nightとは?

詳細は上記サイトを確認いただければと思いますが、Amazon のイノベーションを生み出すメカニズムである 『Working Backwards』 という、「お客様に求められるモノやサービスを作るための考え方」を、お客様の課題を解決するソリューションアーキテクト(SA)が、どのように実践しているかを具体例を交えて、紹介していただけるというイベントになっております。
今回は、初回ということもあり、この考え方の解説がメインでしたが、非常に面白かったので、備忘も兼ねて、まとめておきたいと思います。
※私はAWSを利用している、1人のエンジニアに過ぎないので、ご注意ください。

Amazonにおけるイノベーションの4つのファクター

まず、Amazonにおけるミッションですが、「地球上で、もっともお客様を大切にする企業あること」ということです。このミッションの達成がイノベーションの源泉になっているようです。

では、イノベーションをファクターとは何なのか?
それは、以下の4つだそうです。
・組織
・アーキテクチャ
・メカニズム
・企業文化(カルチャー)
この4つのファクターを自分なりの解釈で簡単にまとめたいと思います。

企業文化(カルチャー)

Amazonには、色々な企業文化(カルチャー)があるのだと思いますが、そのうちの1つ、「リーダーシッププリンシプル」を教えていただきました。
これは、チームを持つマネージャーか否かにかかわらず、全員がリーダーという考え方のもとで、社員一人ひとりが全ての活動において、常に「Our Leadership Principles」に従って行動するように心掛けるというものです。
このプリンシパルの例として、
・Customer Obsession(お客様起点)
・Invest and Simplify(革新と創造のシンプルな体現)
・Bais for Action(スピード重視)
を紹介いただきました。確かにどれも重要だなと、私の普段の業務でも思います。(なかなか意識して行動できておりませんが、、、)

組織・アーキテクチャ

組織とアーキテクチャは密接に関わっていると理解したため、合わせて記載させていただきます。
まずは、組織というファクターでは、「Two-Pizza Teams」を重視しているということです。よくアジャイル開発では耳にする言葉かと思いますが、2枚のピザを食べるくらいの人数がチームの人数としてちょうど良いということです。意思決定のスピードを支える取り組みということですが、「小さくそれぞれが自律して動け、何を作るから実行までの全権限を持つこと」が大切だそうです。
また、アーキテクチャというファクターでは、モダンアプリケーションである「マイクロサービス化」に言及していました。サービス間の依存関係を排除し、個々に拡張・進化を可能にし、かつ柔軟で俊敏に拡張できるような考え方です。
この「Two-Pizza Teams」で「マイクロサービス化」して、システムを開発するのが重要ということをコンウェイの法則(システムを設計する組織は、そのコミュニケーション構造をそっくりまねた構造の設計を生み出してしまう)を用いて、説明いただきました。私も業務でマイクロサービス化し、アジャイル開発を行なっていますが、今までモノシリックなシステム開発を行なっていたがために、まだまだうまくいっているとは言えません。ぜひ目指したいものです、、、

メカニズム

最後にメカニズムですが、私は一番ここが勉強になりました。ここでは、メインである「Working Backwards」というものをご紹介いただきました。これは、「全ては、お客様を起点に考え、お客様体験を徹底的に固める」というもので、第一に「5つの質問の答えをもとにアイデアを練り」、そして社内検討用の「プレスリリースを書き」、「FAQを練って」、「ビジュアルでお客様体感を詰める」というものです。
サービスを開発する前に、最初にプレスリリースを作成するというのは、どことなく聞いたことはあったのですが、一番刺さったのは、このWorking Backwardsは、「ナラティブ(文章)」で議論を行うということです。パワポなどの図で議論を行うと、わかりやすいものの、「分かったような気になり」、認識齟齬を生む可能性があるということでした。
コロナ禍で、在宅中心の勤務となり、私の会社でもチャットツールでコミュニケーションを取ることが増えましたが、文章で議論することの難しさを痛感しております。書くのも時間掛かって大変だし、なかなか伝わらない、、、
ただ、相手に伝わる言葉で、文章を作るのが難しいのですが、しっかりと文章を書くことができれば、認識齟齬もなくなることは理解できます。私も、意図がしっかり伝わる文章を書けるように精進します。

まとめ

長くなってしまいましたが、個人的には非常に面白いウェビナーで学びも多かったです。これからも、しっかりと伝わる文章書いていきたいと思います。

次回は9/28に実施されるようなので、興味がある方は参加してみるのはいかがでしょうか。

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