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「嫌い」と感じたらそれは絶好のチャンス

うわっ、嫌だなぁ〜、あの人。
そんな風に思うことってないですか?

私はあります。
しかも、嫌だと思っても、その瞬間すぐに、「いや、そんなこと思っちゃダメだ」とか、「そんな風に思う自分は最低だ」とか自分を責めたりして、そのまま人を嫌だなと思う気持ちに蓋をして生きてきました。

でも、よく考えたら、仕方ないですよね。
嫌だなぁ〜って感じちゃったんだから。
隠して、蓋して、「私嫌いな人なんていませんよ」なんて涼しい顔して良い子のふりしたって、自分の中にモヤモヤが溜まっていくだけ。

蓋をされた感情は、正しく消化されず、排泄もされずに、脂肪のようにどんどん蓄積していく。

そうして長い間、心の中のすみっこのバケツに押し込んできた「嫌だなぁ〜」という感情。溢れ出す前に、思い切って蓋を開けて、綺麗にすることにしたんです。

そのためには、まず、「嫌だなぁ〜」という感情にしっかりと向き合います。不思議なことに、過去の嫌だったことも、今目の前でおきている嫌なことも、しっかり向き合ってあげるだけで、たくさんの気付きが出てきて、嫌な気持ちが和らいでいくんです。

「人は鏡」と言いますが、嫌だ、嫌いと強く感じる時、そこには自分の潜在意識が映し出されているので、普段自分が無意識に思い込んでいることや、自分の潜在意識にいったい何がインプットされているのかを知るチャンスなんですよね。そしてそれを知ってしまえば、自分で好きなように自由に書き換えることができてしまう!

そんな貴重なものをバケツに放り込んでいたなんて、なんてもったいないことをしていたんでしょうか。全てほじくり返してみせます!笑

例えば、私は機嫌の悪さをすぐに顔や態度、言葉に出して、その場の空気を悪くするような人が嫌いで、許せませんでした。

なぜ嫌だと感じるのでしょうか?
理由を考えてみました。

自分のことしか考えていないから。
他人を嫌な気分にさせているから。
誰かにご機嫌をとってもらいたい感が気持ち悪いから。


これですよ!これが私の無意識があの人という鏡に映ったということなんですよね。

つまり、私は無意識のうちに、こんなことを思っているんですね。

自分のことだけを考えてはいけない
周りの人の気持ちを優先しなければいけない
周りの人を嫌な気分にさせてはいけない
誰かにご機嫌をとってもらうことは悪いことだ

これって、思い込みですよね。
これらに対して「本当にそうなのかな?」と自分に問いかけたら、いや、そんなことないなって気付きます。

自分を喜ばせることをしたっていいし、自分が望むことを素直に口に出して言ったっていいし、人に迷惑をかけても、嫌な気分にさせてしまったとしてもそんなに大問題ではないはず。そもそも嫌な気分になっているのは私の思い込みからきているわけで、同じ人を見て、なんとも思わない人もいれば、好感を持つ人だっているかもしれない。だって、機嫌の悪さを全面に出すなんて、素直で裏表のない素敵な人だ。

もし仮に相手が自分の大切な人だったとして、心の中では嫌だなーと思っているのに、無理して笑っていたらどうだろうか。無理なんてしないでほしい!と私は思う。嫌なら素直に言ってほしい。そんな上辺だけの付き合いなんて悲しすぎる!つまりあの人は、あの人を大切に思っている人たちと本音の付き合いができているんだ。考えれば考えるほど、素晴らしい人じゃないか。

そして、自分で自分を喜ばせることができるのも素敵だし、たまには誰かに甘えて、いい気分にさせてもらったっていいんだ。それって最高に幸せだと思う。

あの人は、そういう許可を自分に出せている人なんだ。私にはできないことができているんだ。私も自分が感じていることや考えていることを言葉や態度でもっと表現してみよう。誰かに甘えていい気分にしてもらおう。すごく幸せな気分になれそうだ。こんな良いことを教えてもらって、私の鏡になってくれたあの人に感謝。

こんな感じで、脳内で1人でやってもいいし、1番いいのは紙やノートに書き出していくこと。私は電車の中や外出先でも気軽にできるように、スマホに入力することが多いです。

嫌だなぁ〜と思っていた人が、あっという間に尊敬する人にかわってしまう魔法です。

また同じ人が同じことをしているのを見ても、「おー!今日もまたやってる!めっちゃ自分に許可出せてていいなー!そうだ忘れてたー!私もやろ(笑)」みたいな感じで、以前のような嫌悪感は感じなくなり、なんだか楽しく温かい気持ちで眺めることができるようになったんです。

こんな感じで、今まで隠してきた「嫌い」という気持ちにとことん向き合って、お掃除しながら忘れていた宝物を発見するように楽しんでやっていきたいと思います。

目指すは、「嫌い」をしまっておく心のバケツを捨てられるように空っぽにすること。

バケツを捨ててしまえば、その場その場でとことん向き合えるから。

「嫌だなぁ〜」って感じてもいいんですよね。
だって感じちゃうんだもん。
大事なのは、すぐ蓋して隠すんじゃなくて、なんでそう思ったのか?そう思った理由は、自分の思い込みなのではないか?他の見方はできないのか?相手はどんな気持ちや考えのもとその行動をしているのか?

想像したり、俯瞰してみたり、ただぼーっと見つめたり、客観視したり、、、真剣に向き合えば、自分にとって必要な気づきがどんどん出てくる。

鏡となってくれた方々に感謝です。
そしてきっと私も誰かの鏡なのだから「嫌い」と思われて当然で、同時に鏡としてお役に立てる可能性もあるんですよね。私のことを嫌いと思って蓋をするのか、それとも鏡にして自分の可能性を広げるのかは、相手次第。

私はただ自由に生きればいいんですよね。

そう思うとなんだか心が軽くなってきます。

※投稿後に読み直したところ、また新たな気付きがありましたので、初期投稿時から一部、追記・編集しております。ご了承ください。

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