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不妊治療にかかるお金について


第二子不妊で不妊治療を1年以上やった経験から、
不妊治療にかかるお金の話を書いていこうと思います。

これから不妊治療をお考えの方の方や、
マネジメント関係の方のご参考になることを願って。

妊娠までにかかる費用は、
年齢や疾患の有無、どのステップで妊娠するか、
院の方針やオプションつけるかなどによって変化するため、
あくまで34〜5歳女性の1サンプルだと思ってください!

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検査・タイミング法・人工授精
 … 16.5万円

採卵・受精・移植
 (採卵2回(体外受精と顕微授精1回ずつ)、移植2回)
 … 62.3万円

高額医療費制度での返金額
 … 7.2万円

★ 合計
 … 71.6万円

※ 全て保険適用後の自己負担額
※ 各治療ステップの説明はわかりやすいルナルナさんのサイトをご覧ください
https://sp.lnln.jp/knowledge/step_infertilitytreatment

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各施術の料金は保険で決まっているのですが、
状況に応じてどういう治療をするか決めていくので、
初めからトータルの金額はわかりません。

これから始める人は、
だいたい100万円くらいはかかるかなあ、
と思っておいていただくと良いかと思います。

(ちなみに、使わなかった受精卵は凍結保存できるので、さらにもう一人欲しい場合はそれ使えばお安くなります。もちろん、受精卵が着床しないのでまた採卵(それなりの費用発生)となる可能性もあるけど。)

私は治療時期的に、
不妊治療保険適用が滑り込みセーフ組でしたが
不妊治療が保険適用になったことは
本当にありがたいことだとおもいます。
(2022年4月以前は、人工授精以降のステップは保険がきかなかったですが、現在は移植6回まで保険適用です。もちろん自己負担で7回目以降も実施可能ですがとても高くなります。)

以前も、不妊治療に対する助成金制度はあったにしろ、
助成金をもらうには申請の手間もある上に後払い。

まずは治療に際して医療機関の窓口に数十万円をおさめられる現金がないと
治療にアクセスできない、という状況だったと思います。

制度改正によってお金の流れが変わっただけかもしれませんが、
窓口負担額が初めから割り引かれているのは
利用者にとっては全然負担感が違うと思います。
おまけに高額医療費制度でいくらかもどってきましたし。

制度改正頑張ってくれ菅政権に感謝!!!

ちなみに、フリーランスや歩合制の方は、
仕事できなくなる分の機会費用も見込んでおく必要があるかと思います。

幸いにして、私の場合は勤め先の制度が充実していたので、
全て有給の休暇で治療することができました。

年次休暇が時間単位で取れたり、不妊治療休暇が有給で整備されていたり、
地味ですがそういう勤め先の努力も、
不妊治療のやりやすさにとってスゴく大事だとおもいます。

不妊治療って、細切れに何回も受診する必要があるので、
1日単位でしか年休しか使えないと、あっという間に年休がなくなってしまうんです。。。
これを読んでいる方に会社の総務系の方がいましたら
ぜひこうした制度の導入を検討してくださいませ!
(法定義務ではないので… 義務になってくれるとユーザーは助かるんですけどね)

以上、不妊治療のお金の話しでした!

今後、仕事との両立や、
身体的・精神的な痛みについても書いていこうかと思っていますー。

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