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娘のおかげでセンスオブワンダーを手に入れていた

(2021年8月(娘3歳)時に執筆した記事です)

子どもを産んでから、
妙に自然に対する感受性が上がった自分を不思議に思っていました。

とあるJーWAVEのラジオ番組に、「娘と雑草の観察をするのが趣味です」と送ったところ、
ナビゲーターのクリス智子さんが、レイチェル・カーソンの「センスオブワンダー」という本の一節を紹介してくれたことから、
ふと興味が湧き、図書館で借りて読んでみることにしました。

多くの大人は、自然に驚き感嘆する感受性
=センスオブワンダー
が鈍くなってしまっているが、
子どもと一緒に自然を探検することで、
大人自身の感受性に磨きをかけることができる、とのこと。

「それは、しばらく使っていなかった感覚の回路を開くこと、つまり、あなたの目、鼻、指先の使い方をもう一度学び直すことなのです」

蝉の抜け殻がなぜか美しく思え、
もみじの葉が芸術的にバランスの取れた形をしている不思議を感じ
苔の緑が目に染みるようになったのは、
単に偶然ではなく、
娘と関わる中でわたしがもう一度獲得した「センスオブワンダー」
のため、
だったようです。

3年くらい不思議に思ってたことがぴたっと繋がって何だかスッキリ。

1番初めはあれかな、生まれてなもない娘を抱っこ紐でかかえて、
紅葉の中を歩いたときのあの幸福感だったのかもしれない。

自然を題材にした芸術を見る目も変わり、
いっそう美術館が楽しくなりました。
この、いろんなものが感性に訴えかけてくる感じ、すごいとおもいます。

虫(、はやっぱり気持ち悪いのですが、)の体って進化が生み出した究極のデザインなんじゃないかとか、日々考えるようになりました。
センスオブワンダーに書いてあるような、緑と星が綺麗なところに娘と行きたいなあ。

保育園コロナで休園!?仕事どうすんのー!シッター!!!
みたいな話題の方が世の中に蔓延する中、
子どもからもらった宝物の話をしたいなと思いました。

写真は最近心惹かれた、ジュエリー作家ルネ・ラリックの昆虫作品です。
昆虫作品見るためだけに箱根のラリックミュージアム行きたい。

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