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褪せない気持ち

伝統芸能の魅力

企画メシ2021、第二回のゲスト講師は九龍ジョーさん
講義の前の課題はこちら。

【課題】
「伝統芸能」を調べて、あなたが見つけた魅力を説明してください。
(※ヒントとして:九龍ジョーさんの著者を読みYouTubeを見て、ぜひ参考にしてください)
(※人でも、ジャンルでも、演目でもいいです)(※1枚に収まるかたちで提出)


小さいころからダンスを続けてきて、
エンターテインメントの素晴らしさは少なからず実感していたが、
伝統芸能については考えたこともなかった。
なので、まずは伝統芸能にはどんな種類があるのか調べる作業から。
正直調べる前は
「伝統っていうくらいだし、お堅くてお高くて、
初心者が観に行けるような雰囲気じゃないよね?」
なんてイメージを持っていた。

早速ヒントとなる九龍ジョーさんの著書『伝統芸能の革命児たち』を手にし、神田伯山さんとの対談YouTubeを見た。

参考著書はこちら
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163912998

「え?伝統芸能なのに、
若いひとが見やすい?チケットが取りやすい?」

これまでの伝統芸能に対する意識がガラッと変わった。
同時に
「エンターテインメントの素晴らしさはある程度知ってます」
なんて思ってたのが一気に恥ずかしくなる。

学んでいくにつれ、
歌舞伎にも能にも講談にも多面的な魅力があり、
伝統芸能というエンタメはひとびとの日常に必要不可欠だと感じた。

ネットを通せばいくらでも芸能を見れる時代になったけれど、
保管されたデータではなく、今目の前で起きている歴史を感じ、
切り取り、明日への活力にする、の積み重ねで日本の文化が繁栄してきたのではないか。

芸能は過去でも未来でもなく、今であるというのは、
この時代だからこそ必要。

課題のテーマにしたのは歌舞伎。
本質は変えずに時代の変化にあわせる舞台作りと、
演者と観客の想いが一体となっている魅力を書いて提出した。

企画メシ 〜第二回【伝統の企画】〜

2021年7月17日、第二回企画メシがはじまる。
相変わらずの過度の緊張で2時間前から手汗がとまらない。

13時になり企画がスタート。
阿部広太郎さんと九龍ジョーさんが隣同士並んでいる画面、
目からの情報が尊すぎる。一礼。

まずは阿部さんが九龍さんの過去に触れた。
冒頭から強烈すぎるエピソードに振り落とされないよう耳をかたむける。

小学校の同級生カジワラさん a.k.a つかこうへい、
ラーメンと野球の話しかしない新卒時代の先輩、
築地市場の汗もしたたるいい漢たち、
鋭利な危険物を持ち歩く上司、
モザイク修行へ導いてくれたハローワーク。

もっと詳細に書きたいところだが、要約するとこんな感じ。
途中思わず笑ってしまう場面もあったが、その中にきちんと鍵がある。
九龍さんの、出会ってきたひとたちから、技術を盗み身につけるスポンジ力はもちろん、

【なんかおもしろそうアンテナ】を常に張り、たのしむことを妥協しない。
同じ場所に固執せず、プラスアルファを生み出す。

という突破力に近い行動力も勉強になった。

文化を尊重しつつ、今に目を向けている九龍さんの想いと、
企画とは【世の中にまだないけれど本来あるべきものを見つけること
という答えが、なぜ課題が伝統芸能だったのかを教えてくれた。

自分という演算装置

「人間はとてつもない演算装置」

これまた前のめりになるお言葉が聞けた。

処理能力はまだまだだけれど、
自分を通して処理した上で発信する心がけはしていた。
しかし処理されたことを自分でも真に受けていたかと聞かれたら、答えはノー。

自分で自分をどう受け止めるかは
生きていく上で超重要で、もっとも難しい課題だと思う。

怖いもの知らずの度胸みたいな、
少年時代の無邪気さみたいな、
そんなものを持ちつづけながら来たる課題に立ち向かいたい。

「できない」から「できる」へ。
引き算も足し算もしながら、まずは自分に全部ぶつけよう。

九龍ジョーさん、
貴重なお時間をいただきありがとうございました!

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