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5月に読んだ本!(2021)

あっという間に5月が過ぎ去り、6月です。いかがお過ごしですか。
恒例の読書記録 noteも5回目を迎えましたよ。


1.コロナの時代の僕ら

ちょうど一年くらい前に出版された、イタリアの作家、パオロ ジョルダーノの作品。この本から、理系の頭脳を持ち合わせた彼の視点からのコロナウイルスを知る。

多分1年前に読んでいたら、得られたものが多かったかもしれないが、一年がたち、状況も変わってきている今読むと、「確かに一年前はコロナに対してこんな風に捉えていたな〜」と過去のコロナに対する感情や思いを振り返っている感覚になった。

そして、彼が最後の方で、

「この騒ぎが過ぎれば、みんな何事もなかったように元の生活に戻っていってしまうのではないか。〜もとどおりに戻って欲しくないもののリストを今のうちに作っておこう」

と言っていたのが印象的。

私が戻って欲しくないものは、

・リモートという動き方(仕事も学校も、必要なときに柔軟に取り入れたい)
・外でご飯を食べたり、友達と気軽に遊びにいくことのありがたみを忘れない気持ち
・自分と見つめ合う時間(瞑想、ヨガ、筋トレ、一人の時間など)を無視しないこと
・自然環境(コロナ禍でCO2の排出量が減ったなど)に対する意識
・”ひと”に対する意識変革(BLMやアジアンヘイト)
・コロナをきっかけに世界中の人が世界中に目を向けるようになったこと

おすすめ度 ★★★☆☆

薄いので、図書館で借りるのでもいいかと思う。


2. 素数たちの孤独

またまたパオロ ジョルダーノの本!これは彼のデビュー長編。ジョルダーノが物理学者なので、小説の中に出てくる数学的描写がやけに詳しい。
というか、理系であるジョルダーノは本もかけてしまうのか。本当に世界には多才の人がいるんだなー。(本もかけなければ数学的センスも皆無の私) 

物語は、ヨーロッパの恋愛小説って感じで、読みやすい。ただ、展開があまりない普通の恋愛小説かと思えば、意外と続きは気になる書き方なので、勢いでぶわっと読んだ。

少しネタバレをすると.....

これはハッピーエンドではない。が、「届きそうで届かない。でも二人ともそれぞれ、異なった道を進み、それぞれ正解にしていく」予感を感じさせるこの物語は、少し”わかる”気がした。(現実って意外とこんなこともあるよね、と。)

おすすめ度 ★★★☆☆


3, 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった


本屋で立ち読みした際に、ファービーのエピソード(著者が幼稚園生の時に買ってもらったファービーが外国製だった話)で思わず笑ってしまって、購入した一冊。著者である岸田奈美さんの日常エッセイ。

とにかく!面白いし!笑って、泣けるから読んでほしい。そして、誰かにぽっと勧めたくなるような本です。(私も母に勧めた)

おすすめ度 ★★★★★

まとめ

5月は3冊でした。「毎月最低10冊は読む!」目標はどこえやら。でも、10冊読む気持ちはめっちゃありますよ、、。

ということで!何かお勧めがあればぜひコメントで教えてください!!!




いつもありがとうございます☺️