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9, 10月に読んだ本(2021)

最近noteを全然かけていない。

他のことで忙しくて思考が停止している or ”me time”が足りていないときにnoteの更新が滞るので、書く余裕がある時の状態をなるべく保てるようにしたいなと思った今日この頃。

そして、約1ヶ月ぶりくらいに今noteを書いているけれど、

これだけ時間が空いてしまうとなかなかうまく伝えたいことが文章にできていない気がしてしまって、何回も書き直している。

あーうまくかけない!笑

と、前置きが長くなりそうなので、とっとと読書記録に入る。

①琥珀の夏

辻村深月を久しぶりに読んだ。

小説を読むとき、次はこうなるんじゃないかって予測しながらページを読み進めるんだけれど、自分の予測が本当の話よりも恐ろしくて、たまに「私の頭大丈夫か」ってハッとする。

「琥珀の夏」を読んでいた時も同じで、遺体の原因を考察した時、自分の考えの方が本家よりもだいぶ恐ろしかった


小説家は物語を書くとき、読み手にどんな想像の幅をもたせることを期待して書いているのだろうか。

きっと辻村深月さんも私の考察なんて想定内なんだろうなー。とも思う。

だから、本家の結末が「あ、そんなもんか」ってなっても、自分の面白い考察が頭に思い浮かんだら、読んで良かったと思う。

自分の新たな思考に気づけた瞬間でもあるから。


②生命科学的思考

2冊目はこの本。期待していなかったけど結構面白かった。

物事を生命科学的側面からみてみるとまた違った考えになるな、と改めて思う。

例えば、男の浮気を感情的に捉えると、「最悪。なんでそんなことするのか理解できない!」だけど、生命科学的に捉えると「子孫を途絶えさせないために、本能で動いているだけ」ってなる。

あとは 「変わっていないように見せるために、常に変化している」話も面白かった。

コーヒーにミルクを入れるとかき混ぜなくてもミルクが自然に混ざって均一になるように、基本的に一つの形状を保つことは宇宙にとっては不自然なこと。
スーパーの肉と私たちの身体は含まれている分子の種類という観点ではほとんど同じ。通常エントロピーは必ず増大するという法則によって物体は時の経過とともに崩壊して平衡状態に至る。だから常温の肉は腐る。

だから、生きている身体を維持している間、生物は全く変化せずに身体を維持しているわけではなくて、常にエネルギーを摂取し細胞を入れ替えて、常に変化しながら結果として「変わっていないように見える」ようにしているだよ。っていうね。

ちょー文系すぎる私には新しい知識が色々散りばめられていて、読んでいてフムフムってなるものが多かった。

系統的に似ている読みかけのサピエンス全史も読もうと思った。


まとめ

9月は本をたくさん買ったものの、全部中途半端に読んでしまって、結局読破したのは2冊。

結果的に積ん読だけがたまっているから、2021年終わる前に今読んでいる本たちだけでも終わらせたいなーーーと思っている。





いつもありがとうございます☺️