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ヘビを手掴みで捕獲する父を見て育った

生まれてから一度もヘビを気持ち悪いと思ったことがない。わたしにとっては、ニョロニョロのかわいいやつ。
なんでこんなことを急に思ったかと言うと今日見かけたこのポスト。


このポストを見て、そっか、そうだよな…ヘビ気持ち悪いと思う人もいるよねと思った。

思えばヘビに限らず、爬虫類に対して気持ち悪いと思ったことがないのは父親の影響かもしれない。なんなら爬虫類大好き。
動物好きで動物に好かれる父は、どんな動物に対してもフレンドリーだった。いや、フレンドリーという表現は正しくないかもしれない。どんな生き物だって臆することなく近づいて、仲良くなれるかどうかを確認していた。嫌がることはけしてしないし、距離をとるのがうまかった。

幼いわたしは生でヘビを見たことがなくてその存在を気にしていた。動物園やテレビでは見たことがあるけど、実際に生きてるヘビってどんなだろ?
父にそんなことを話していたんだと思う。

ある時、散歩をしていると、父はおもむろに藪の中に入っていて「アオダイショウ、いたぞ!」と言って手掴みで捕獲して、わたしに見せてくれた。父、ワイルドすぎる……。

アオダイショウはめちゃめちゃ怒ってた(そりゃそうだ)。ふつうの人は噛まれたら…と心配すると思うが、父は「アオダイショウには毒はないから」と笑っていた。噛まれたところでたいして気にしないタイプ。

わたしはそこで初めて野生のヘビと出会ったのだが、突然現れた(突然差し出された)ことにはびっくりしたものの、かわいいやつだなと思った記憶がある。
父が、「アオダイショウは悪いやつじゃないよ。こっちから攻撃しなきゃ威嚇しないし、ふだんは大人しいよ」と説明してくれたからかもしれない。
得体の知れない生き物は怖く見えるかもしれないが、大人がきちんと説明してくれればなんてことない。もしかしたら親が「気持ち悪い」と言いながら説明していたら、わたしもそう思うようになっていたかもしれない。それくらい大人の影響というものは大きい。


わたしの中のヘビ嫌いの2大巨頭といったらインディ・ジョーンズとイモトアヤコ。ふつうの人が尻込みするようなことに何でも果敢に挑戦する2人が(前者はフィクションだけども)、ヘビだけは嫌いというのだからヘビの威力というのは嫌いな人には凄まじいのだろう。2人に限らず、ヘビに対して生理的嫌悪を叫ぶ人は多いように感じる。
わたしは嫌いな動物がほとんどいないから、特定の生き物を嫌う人に対して“どうして?”と思ったりもするのだけれど、嫌いということを理解することも必要だとも思っている。自分が好きだからって押し付けてはいけないよね。
ただ「猫好きだよ」って話したのに、わたしに猫嫌いエピソードを話してきた人に対しては物凄い嫌悪を露わにしてしまったことはあるけれど。なんなんだ、そのディスコミュニケーション。だれも得しないぞ。


話が逸れたけれど、小さい時に親からかけられた言葉ってとても大事だよなと改めて思った。子どもに価値観を植え付けないためには、日頃からフラットでいることが大事なのかもしれない。わたしの父はスーパーナチュラルな人だった。そういうところが好きだった。


ちなみにわたしは、唯一ウーパールーパーだけが苦手なのだけれど、きちんとした理由があるので今度書きたい。


おわり


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