永遠の悩み、「普通」

2020年 12月17日 (木)

言葉は変化しない。

「きゅんです」のように新しく生まれる言葉はある。「おこ」という言葉から「激おこ」や「激おこプンプン丸」が生まれたように進化、派生することもある。

けれど、言葉が単体で変化して生まれ変わることはない。言葉の数は増えることしかない。長い年月を経て定着したものを変化させることは言葉に限らず難しい。

明らかに無謀なのは分かるけれど、世の中の言葉を変化させてみたいと思う。僕が最も変化させたい言葉は、恐らく一生「普通」です。変化させることが叶わなくても、「きゅんです」のように新しい言葉を生み出して、僕の言葉を広げたいと思う。

「普通」という言葉や立ち位置に悩む日々。今の僕は「普通」ではないけれど「普通」でもある。
僕は「普通」に憧れて、憎んで、希望を抱いて、絶望して、なりたくて、なりたくなくて、葛藤していく。きっとこれからも。 

見上げると澄んだ空気の漂う空がある。いつまでも手の届かない君は、いつも僕を遠くから、近くから、見守っている。

視線を落とすと心地よい波音を響かせる海がある。君は生きる意味と生きる怖さを傍で教えてくれる。

君たちが僕の世界を包んでくれているから僕は目の前の貴方と一緒に居られる。僕を生きられる。

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