追加の検査。
休む間もなく、追加の精密検査の予定が入っていました。告知後から入院前に受けたのは、PET-CT、CT、MRIの3つです。心電図検査や血液検査などのこまごましたものは、告知の日に済ませていました。
PET-CT
まずは、PET-CT。ペットシーティー、と読みます。
検査の数時間前から絶食して、放射線薬剤を静脈から注射しました。注射後に50分くらい休憩して、それからCTを撮ります。テレビやスマホを見ることができないので、安静にして待ちます。休憩室がほんのり暗かったので、私はお昼寝をして時間をつぶしていました。CTを撮るのは15分程度だったと思います。放射線薬剤を注射するとき以外は、痛みなく終わりました。閉所が怖い人はCTやMRIが苦手みたいですが、私は平気で。問題なく検査を受けることができました。
「がんといえばPET-CT」というイメージがあったので検査を受ければ少しは実感が湧くかと思いましたが、気持ちの変化はありませんでした。CTとMRIは、授業がすべて終わった年末に受けました。
CT
すべての検査を不安いっぱいで迎えましたが、1番怖かったのがCTでした。理由は、造影剤を注射するから。造影剤を使うのが初めてだったので、アレルギーがあるかが分かりません。そんなに確率が高くないとしてもアレルギーがあったらどうしよう。そんな不安を抱えて病院に行きました。
結果から伝えると、アナフィラキシーショックを起こすことなく無事にCTを撮り終えることができました。造影剤を注射されるとすぐに身体がカーっと熱くなって驚きましたが、これは正常な反応だそうです。血の巡りを感じました。撮影自体は5分くらいで終わったような記憶があります。何事もなく終えられて、ほっとしました。
MRI
最後は、爆音で有名なMRIです。PET-CTを受けたときに閉所は何も問題ないと分かったので、少し気楽に行くことができました。MRIを経験した方が、「音が大きくて耐えられなかった。」「金属音がした。」と書かれているのをたまに見ますが私はどちらも感じず。覚悟して行ったので、大したことないと感じられたのかもしれません。防音用のヘッドホンから音楽が流れていたので音はあまり気になりませんでした。聞き慣れた音楽がかかっていたからか、安心して検査を受けることができました。「ドライフラワー」や「夜に駆ける」が流れていたのを覚えています。年代に合うものをかけてくれているのかもしれません。
隣の部屋にいる検査技師さんの声が聞こえるようになっていて、撮影のとき何秒間じっとしていればいいのか教えてくれます。正確に画像を撮るために、撮影するときは喉を動かさない、唾を飲み込まないように伝えられていました。音楽が聞こえてくるし目をつむっているし、前日あまり眠れなかったので眠くて。検査後半は、うとうとしていました。検査終了後、「気分が悪くなりませんでしたか?」と聞かれたので「ちょっと寝ていました。」と答えると周りにいた方がみんな笑っていました。
無事、年内に追加の精密検査終了。新しい年を迎えてすぐ、母と検査結果を聞きに行きました。
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▽ まとめ
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