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スタートアップでやりたいことを仕事にする

はじめに

はじめまして、Contreahttps://www.contrea.jp/)の上垣です。

Contrea株式会社

Developチームでプロジェクトマネージャーとして、既存システムの保守運用と新規プロダクトの立ち上げを行っています。
そこそこでかいグループ系システム会社→フリーランスエンジニア→スタートアップ企業のPMという流れで今に至った経緯から、Contreaにどのような魅力を感じて入社を決めたのかをお話ししようと思います。

1. おおきいグループ系システム会社での開発

2014年に新卒入社でグループ系システム会社に入社しました。
内定時や入社時は周りからの声や会社の大きさから「いいところに入れた!ここで仕事していれば安定した生活を手に入れられそう」と感じながら、システム開発業務に粛々と従事していました。

ただ、入社1年を過ぎたころに、まあまあな炎上案件を引き当てます。
その案件を機に、会社を見る目が変わり始めました。

「会社は大きいとはいえ、案件によってはヤバいこともあるな、、(当時21歳)」「入社20年くらいの先輩、上司、、あまり楽しそうにしていないな」「追いかける意味があるのか分からない数字、形骸化してるように見える個人目標、、」

とはいえ、安定志向の私の頭にすぐに転職というワードが出てくることはありませんでした。
そのワードがちらつき始めたきっかけは、尊敬していた先輩社員の転職でした。

2. モチベーションアップからの上京

2017年(入社5年目)から、お世話になっていた先輩社員方の転職の機運が高まっている雰囲気を感じていました。
合わせて、ある程度大きい会社になると、何をするにも動き出しが重かったり、様々なハードルがあること感じ始めていました。

「この会社を自分のやりたいことができる場所に変えるより、社外にその場所を探しに行ったほうがいいのでは?」

先輩方はそれに気づき、先に行動されていました。
私もその波に便乗し、行動を開始しようとした矢先に、上京していた情報系専門学校時代の同級生が帰省し、ご飯に行くタイミングがありました。

「今、東京でフリーランスしてるよ」

波に乗っている状態の私には、かなり魅力的な言葉でした。
「大きい会社を辞めてからやりたいことを探そうとしても、どうすればいいか想像もつかない、、」という状態だった私にとってそれは1つの答えとなりました。

この言葉をもらって一週間もたたないうちに上長に退職したい旨を伝え、4か月後には有休消化を終え、上京していました。

3. スタートアップ企業との出会い

上京してフリーランスとして働くうえで、

「フリーランス!いろいろ勉強しながら自分のやりたいことを仕事にしていくぞ!」
「勉強会に出てエンジニアの横のつながりを作って、いい企業と仕事してくぞ!」

と息巻いていましたが、現実は甘くはありませんでした。
急に決めた上京で金銭的余裕もなくフリーランスとしての実績もないままの営業は順調ではありませんでした。
エージェントの紹介で受けた面接は両手では収まらず、開業早々1か月無職という危機に陥りました。
なんとか上京4か月後から安定して契約できる企業が見つかり、今年の3月まで3年弱お世話になりました。

ただ、この企業でお仕事をもらっている間も、正社員として働いていたころと同様の疑問が頭に浮かんでいました。安定して仕事できていることはよかったのですが、

「これ、雇用形態が変わっただけで、正社員時代と何も変わってないんじゃないか?」

そう感じていたころに声をかけてくれたのは、正社員時代、僕よりも先に職場を去っていた元同期でした。

「東京の医療系スタートアップでエンジニアが足りてないみたいなんだけど、手伝ってみない?」

彼には正社員を辞めるタイミングでも相談させてもらっており、同期ではありますがいろいろな場面で先輩としてアドバイスをもらっています。
色々な想いはありましたが、最初に思い浮かんだのは「空いた時間でお小遣い稼ぎできそう」ということでした。私は現金な人間です。

4. スタートアップでの2人目エンジニアとしてのお仕事

結局フリーランスになっても仕事をいただいていた企業はそこそこ大きかったため、スタートアップ・ベンチャーでの働き方は衝撃的でした。

  • 経営陣(CEO)との距離の近さ

  • アジャイルな開発体制

  • Slackでの非同期なコミュニケーション

  • Notionによるタスクやドキュメントの管理

  • issueの解決に突き進む姿勢

何のための機能かもよく知らされないままWordやExcelに設計させられ、OKをもらったらそれをコードにおこす。そして、完成したら1ミリも隙が無い網羅率でのテストを行う。
これが当たり前の世界で開発していた僕にとっては、何もかもが新鮮でした。

副業として月に40時間程度のかかわりからスタートしましたが、タスクをこなす中でスタートアップ、そしてContreaの虜になっていました。

「自分のやりたいことはここにあったのか!」

そして私が2人目エンジニアとして意識し始めたきっかけにCEOからの一言があります。
ぼく「今日の開発定例用議事録のテンプレート作っておきました」
CEO「お、じゃあ、ファシリテートもお願いします!」

この時期はまだ副業としてちょっと開発タスクをこなしているという段階だったため、ミーティングも参加して報告する側だと思っていました。
テンプレートも、定例開始前に無かったので必要だよなーと思って、過去のものをコピーして作っただけでした。
ただ、このちょっとの行動とCEOからの言葉で自分は2人目エンジニアとしてこの会社で働かせてもらっていて、(今思えば大袈裟ですが)自分の存在が会社に影響を与えているんだなと感じました。
(後日CEOにこの件を話したところ「全く覚えていないw」とのことでした、、w

これを機に

  • (定例議事録を書くことによる)他エンジニアのタスク管理

  • リリース作業

  • 現場(病院)とのオンラインミーティングや実際の訪問

  • エンジニア採用活動

  • プロダクトのissue管理

  • OKRの設定

などなど、いち副業エンジニアからPjMまでの道を駆け上ります。

5. Contreaへの入社を決めた理由

Contreaの目指している世界は「医療にかかわる全ての人に安心を。」です。医師などの医療従事者や患者だけでなく、すべての人です。
私は正直、そこそこ健康に生きてきた自信があり、医療についてはあまり関心はありませんでした。それでも、家族が病院にかかる際などに様々な課題があることは目の当たりにしてました。

その一つが待ち時間です。
(そもそも待合室ってなんだ、、?待つこと前提の空間が存在する施設。。)

ContreaのプロダクトMediOSはこの待合室をただ待つだけではない空間に変えることができます。
病状説明のうち定型的な部分を動画にして提供することでインフォームドコンセントの説明部分にかかる時間を短縮するプロダクトとなっており、この動画視聴は待合室、ひいては自宅を診察室へと拡張します。


入社を決めた1つ目の理由は、このようにContreaが医療課題から社会をよくしていこうとしている会社だからです。
実は学生時代の就活面談でも「ITに自分から触れに行くような人でなくても、ITの恩恵を受けられる社会にしたい」と大言壮語していたので、このプロダクトはかなり魅力的でした。

2つ目の理由は、裁量の大きさです。
これはある程度のスタートアップでは共通かもしれませんが、先の定例ファシリテーターの件にもあるように、CEOが積極的に裁量を持たせてくれます。(無意識に)
その中で、自分が動きたいように動けば自分のやりたいことができます。
落ちているボール、なんなら誰かが持っているボールさえも取る勢いでいろんなタスクを見たり実行したりできます。
CEOも越境を提唱しているので、気後れすることなく何にでも挑戦できます。

3つ目は人のよさです。
何度か出てきているCEOですが、めちゃめちゃいい人です。
この人についていきたい、ついていけばいい未来を見ることができる!と思わせてくれる方です。
そして、最近はチームも大きくなってきましたが、その人たちもみんないい人ばかりです。いい人の周りにはいい人が集まるのだなと感じます。(自分のことは棚に上げます)

以上より、6月から約半年、副業として業務させていただいてから口説かれたタイミングで「正社員として働かせていただきます」と答えた理由となります。

さいごに

以上が僕がそこそこの企業からスタートして、ベンチャー企業のPMになるまでのお話しとなります。

  • このままこの会社で働き続けるのが自分にとっていいことなのだろうか?

  • チャレンジしてみたいけど、ちょっと自信ないな。。

  • 医療業界のDXを加速させたい!

という考えが少しでも頭をよぎったのことのある方のちょっとしたキャリアプランの一助になれれば幸いです。

弊社でも様々なポジションの採用を行っております
詳細は以下、弊社ホームページにございます。ご興味のある方はぜひ、ご連絡ください



Contrea株式会社 プロジェクトマネージャー 上垣 秀紘
Twitter:@u_hide007

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