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ゆるやかな思考の流れで自分を取り戻す


6月はずっと低空飛行な生活をしていた。
というのも、気圧の影響かずんと重い感じが抜けず仕事は夜間の勤務ばかり、身体のリズムを整えるのに苦労した。加えて、仕事の疲れが取れないまま、プライベートの予定も目白押しだったので、普段の私では考えられないほどよく言えば「充実」していた。

1か月の予定に「自分を労わる日」が必要なタイプだが、何かしら予定があると自分だけの時間は相対的に少なくなる。誰かと会ってコミュニケーションをとる中で、インプットとアウトプットの行き来がはやくなり、一人では得られない気づきに出会うことができる。だから、心を許す人と会うことがエネルギーになることも多い。
でも、それが続くと、あのとき感じたことがぱらぱらとこぼれ落ちて、いつの日にかすっぽり抜け落ちてしまう。せっかく何か大きなことを掴んだかもしれないのに…と時々落ち込む。

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ようやく、仕事のペースもプライベートの予定も落ち着いてきたので、ひとりの時間を確保してほっとする。休日はあそびの予定で埋めていた学生時代が嘘みたいだ。

人と会うことで刺激され、高速でインプットとアウトプットを繰り返していた頭の回転は、ひとりになるととたんにゆっくりになる。
私はそこまで頭の回転がはやいわけではないので、人と話しているときの適切な言葉選びが苦手で。いちばん適切な言葉ではないことを言ってしまって、あとで反省することもしばしば…
だから、落ち着いて考え改めて自分の言葉として振り返ることで、考えを深めるようにしている。

その過程で、自分を取り戻している感覚になる。
日々目まぐるしく過ごしていると、自分の語彙力が乏しくなってきて感情を簡単な表現に収めてしまいがちだ。
ゆったりと時間を持てるから、思考が深まり、言葉を生み出すことができるのだと思う。それが私自身を癒すことにもつながっている。

また、ゆっくりとインプットとアウトプットができることとして、本を読むことも私の手助けになっている。著者と自身との対話がマイペースにできることで著者の言葉を咀嚼して自分に落とし込むことができる。その過程での気づきも多い。

この習慣を数年続けて、最近、言葉や文章にうれしい言葉を投げかけられることが増えた。そうやって、感じたことを言語化する習慣の副産物かもしれない。

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ようやく自分のペースを取り戻しつつある7月。
忙しく過ぎた6月に思いがけない叶えたいことがぽっと現れたりして。

これから、着実に歩みを進めていくぞ。


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