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環境と身体、心はつながっているから私は生活を整える


引越し後、ばたばたとしていてようやく日常生活が戻ってきた感じがする。

かれこれ1か月ほど、準備の間もどんどん部屋から荷物が減るからあまり落ち着かなくて「日常生活」とは程遠い生活を送っていた。床に所狭しとあったダンボールもようやく片付けられて、それなりにすっきりした空間に広々としたテーブルでゆっくりごはんが食べられることだけでも、心が安らいでいる。


一人暮らし歴3年半、環境を変えながらも私生活に余裕が出てきて、ようやく自分のちいさな変化に敏感になることができるようになってきた。

以前は、仕事の日は朝起きてから夜寝るまで仕事の心配をしては神経をすり減らし、休みの日も夜になるにつれて翌日の仕事の不安が募っていた。
そんな生活に嫌気がさして環境を変えてから、今までなかなか関心を向けられなかった自分自身のことにようやく目を向けられるようになった。

それが引越しを機に、また崩れて「私には"整った状態"が大事なんだな」と改めて感じている。


以前は自分自身のために何かをするということは、心身の回復のためだった。肉体的疲労だけではなくて、心配の波が増幅するにつれて心も疲弊して、帰ってきたらごはんを食べて寝ることができればよかった。寝落ちして、起きたときに煌々と灯る電気を見ては絶望することもあった。

とにかく、心身のバランスをとって生きることだけに精一杯で。

ただ「平常運転」でいるために大きなエネルギーを使っているので、自分の機嫌をとるようなことまで手がまわらなかったなと、心身のバランスをとるのに苦労していない今、当時を振り返る。

その中でも、ちょっとしたすき間に自分の頭の中のもやもやを書き出してみたり、手の込んだごはんを作ってみたり、何かに集中することで気持ちが晴れやかになった感覚があった。
それが生活を豊かにする行為であれば、なお気持ちがよかった。

そんな小さな成功体験なるものを拠り所に生活を作り上げてきて、ようやく自分の機嫌の取り方が分かってきたなと感じる。


「部屋の状態=心の状態」と言われますが、私は「しんどい」となると生活に関わる行動は最小限になるし、部屋が荒れると心もぼそぼそとしてくるし、まさに言葉通りなタイプ。
かと言って、自分が「しんどいな~~」と思っているときに生活を豊かになんてできなくて。だから、自分を思いっきり甘やかして、片付けもしないし出しっぱなしにもする。

それもひとつの「自分の機嫌の取り方」だ。

ただ、スマホを見ることで時間溶かすようになると逆効果で、特にSNSやYoutubeは不思議なもので見ればみるほどもっと見たくなる。そして、堕落の穴へ落っこちてしまう。

だから、ちょっと休めたらあの時諦めた家事や自分と向き合うことをして、少しずつ自分を取り戻していく。そんな風に心身の健康を調整していくのが自分にとって心地よいなと感じる。

よいときも悪いときも、自分とそれを取り巻くものたちはつながっている。
それを整えることによって一番よい状態を保つことができる術を知ってから、より毎日が楽しくなっている気がするな。


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