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私のリセラーライフHISTORY

私の転売ヒストリーは25~30年ほどの長きに渡る。

貧乏家庭に生まれて、いちばんオシャレしたい+オシャレな服が似合う時期にほとんど服が買えなかった私。
その怨念から、就職してからは古着屋で服を買いまくった。
近場にめちゃくちゃ穴場の古着屋があったので暇さえあれば足を運んだ。

・バッグ
・ロングワンピース
・レース、フリルのブラウス
・ジャケット
・古い着物

このへんが大好物で、いいものを見つけたら買うわ買うわ、、、そりゃもうキチガイ沙汰だった。
当時から日本製ビンテージが好きだったので、一昔前の手の込んだ良質なものをしっかり吟味してチョイスしていた。

買いまくったのでたくさんの服でクローゼットがあふれた。
古着屋をやりたいという夢があったので、細々とネットショップを開いて販売を始めた。
サイトも自分で作った。
当時はカートシステムなどなく、好きなものを選んでメールしてもらい、振込確認後に発送する素朴な形。
やがてヤフオクが始まり、まだ無料時代にスタート。
初月、翌月で3~40万円ぐらい売れた。

当時は変わったタイトルを付けていれば目をひいたし、気の利いた商品説明でバンバン売れた。
今のメルカリ物販のセオリーと何も変わりません。
ただ、当時と違うことがある。
古着の相場をメルカリが作ってるようなところがあると思う。
少なくとも相互作用してメルカリ内で影響を及ぼしてるよね。
20年前、セリーヌやバーバリーはちょっと古いぱっとしないブランドでした。
メルカリが人気を復活させたと私は思ってます。
それは、メルカリで転売を始めた若い人たちに「セリーヌは人気の老舗ブランド」「バーバリーコートは高級品」という、いい意味での「思い込み」があって、高く出品し続けて購買者に価値を再認識させたからじゃないかな?
せどり動画であれほど「バーバリー」を連呼していたらそりゃあ売る側も買う側も「バーバリーはいいものなんだな、高くてもしょうがないんだな」って思いますよね(笑)。もはや洗脳レベル(笑)。

シャネルも一時期はめっきり「古めかしいゴテゴテブランド」になって、中古市場では底値で叩き売られていました。
私は喜んで買いあさっていたので手元にけっこう残っていますが。。。
今やシャネルのアクセサリーも当時の相場の数倍。
そんな中でうっかりとクラシックな親子バッグやミニショルダー、ウェストポーチを売っちゃったのがもったいなかった!
持ってたら1つ10万以上になってたのに。

そんな好スタートを切ったヤフオクでしたが、年月が経過するにつれてなかなか売れない状況になって行きました。
ライバルが増えたことと、1円スタートを利用しなかったことが原因の1つかなと思います。
私は1円スタートにすごく幸せ&怖い経験があって、、、なかなか使えないのです。

ある日、今でも人気の高い海外のポーセリン人形が出品されていました。
10万円ぐらいするものなのに、小さな欠けがあるため1円スタートでした。
ひやかしのつもりで入札し、すっかり忘れていたところ。
なんと1円で落札できたんです。
送料を入れても1000円ぐらいでした。
到着後、欠けを修復して完品とそん色ないコンディションに復元しました。
たとえ欠けていても1円はありえません。
1円スタート、実に怖いです。
出品者も泣いてただろうと思います(^-^;

在庫の山をかかえ、どうしようかと腐ること数年。
「メルカリ」が登場しましたが「ヤフオクで売れないものがメルカリで売れるわけない」と長い間スルーしていました。
しかしメルカリはすっかり社会に定着し、勢力を広げ、頻繁にメディアに取り上げられるようになりました。
「メルカリスクール」なるものが登場した時は驚きました。出品者でしかない人たちが「スクール」という概念を作り上げ、収入にするなんてヤフオクにはなかった流れです(ごく一部にはいたのかもしれませんが)。
メルカリは一攫千金、庶民の希望の光のように喧伝され始めました。

ここに至って私もようやくメルカリに手を出すことに。
当時のヤフオクでは100点以上出していても1点も売れないことが常態化していました。
なのにメルカリに出品したらすぐに「いいね」がつき、数日もしないうちに売れたんですね。
「今のメインのマーケットはメルカリなんだ」と私はさとり、すぐに主戦場をメルカリにうつしました。

「メルカリとヤフオクは利用する人が違う」
私は身をもって実感したのでした。

最初はヤフオクで売っていたものをそのままメルカリに移動させましたが、10、20年ごしの不良在庫。
あらためて検品すると「売れなそう」「安っぽい」と思うものも多く混じっています。劣化して売り物にならないものもありました。
ゴルチェの派手なエナメルショートパンツが何枚もゴミに( ;∀;)
泣きそうでしたが、ゴミはゴミ。
前を向いてガンガン処分するしかありません。
商材がこんな感じなのに叩き売りはしていないので(笑)爆発的に売れることはなく、毎月1~5万の売上で今まで来ました。

一昨年の冬、「アパレルせどり」のYouTube動画を見てまめに「仕入れ」に出掛けてみました。
運よく利益商品をたくさん見つけることができ、数か月はよく売れました。これが続けば良かったのですが以降はなかなかありません。
都会はお店が多いのでこういうエラーの値付けに出会う機会が多いのだと思います。仕入れ動画を見てなくてもこれらの服を見つけたら私は普通に買ったでしょう。
ただ、年末年始の寒くて忙しい時期だったので店に足を運ばなかった可能性は高いです。店に行かなければ買えないわけです。見に行くことがビジネスチャンスなんですね。
一連のせどり動画はそういう「姿勢」の部分で学ぶことが多かったです。

いま私は人生の岐路に立っていて、メルカリについてもふりかえって総括しているところです。
売上はトータルでおよそ150万円。
頑張ってる人なら1年ぐらいで達成する額だけど、私はだいぶかかってしまいました。
でもヤフオクにしがみついたままならこの額だって無理でした。
私のスタイルはどっちかというとメルカリに向いてるんだと思います。
最悪じゃないけどイマイチって感じかなー。

今後の展開としてはもっと本を売って行きたい。
本がものすごく多いので手放したい。
春先から実家の私の部屋をDIYリフォームしているのですが、本、本、本、とにかく本だらけ!
下がってしまっている床を解体したら根太がボッキリ折れていましたが、そりゃ折れるわって根太に同情しました。

方向性としては利益幅の大きいものだけを扱うようにしたい。
そうじゃないものは損切りする。
性格上ものを捨てられないので、まめに寄付する、ウエスにする。

身軽になる。メルカリも上手に続ける。


ここを両立させることがずっとずっと私の課題なんだと思います。
他の仕事はできないからね。
身体もメンタルも弱いし、いい資格も持ってないし。
金持ちの親も稼ぎのいい夫もいません。

まだまだ残ってる手元の不良在庫をうまく手離すことだね、まずは。


つらい毎日の記録