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男性教師による女生徒への体罰。

また男性教師の不祥事が発覚。
女生徒への暴力事件だ。

姫路の女子高のソフトボール部顧問が、ユニフォームを忘れたという理由で部員の女生徒のアゴが外れるほど顔を殴打。
女生徒は外傷性開口障害を患い、全治一か月の重傷。
精神的ショックで登校できなくなった。

ハッキリさせておきたいのは、ユニフォームを忘れるのは犯罪でもなんでもないということ。単なるミスだ。
しかしこの教師のやったことは明らかな犯罪行為。
記事が事実なら暴行傷害、侮辱、強要など複数の違法行為が行われている。
こんな軽はずみで凶暴な人物がいったい何を教えるというのか。
体罰は今回が初めてとは思えない。
部員は常に暴力にさらされていたのではないかと思われても仕方がない。
学校も知っていて、これぐらいなら許容範囲、なんていう勝手な線引きでお目こぼししていた可能性が高いと思う。
「体罰はあってはならないこと」なんてしらばっくれているようだが私には白々しく聞こえた。

過去には福岡県で男性教師が女生徒を殴り殺す事件が起こっている。
この時はなんと教師の減刑嘆願署名が集められ、その数は実に市の人口の半分以上の7万5000にも上った。
署名は卒業生を中心に女生徒への誹謗中傷を広めながら集められたことがノンフィクションライター藤井誠二氏の取材でわかっている。
生徒は不良であった。先生は悪くない、というのだ。
背景には地方特有のいびつな就職事情があった。
「善意の悪意」がどんなに恐ろしいことか。
飯塚怪談とも呼ぶべき図式がそこにはある。

話が反れた。
2つの事件の共通点は4つ。
①女子高であること。
②男性教師が運動部の顧問であること。
③教師は中年であること。
④ささいな理由で怒りを爆発させ、執拗に暴力をふるっていること。

女子高でスポーツを指導するベテラン男性教師が、ささいなことで激怒し、女生徒に過度の暴力をふるう。

ここに私は性的なものを感じてならない。
自分を越える体力の生徒はいない「女子高」を選び、自分がもっともパワーを誇示できる「スポーツ」を指導する。
チートですよね。
そして気に入らないと女性を暴力で抑圧。
自分を倒せるであろう若い男がいない場所でやりたい放題。

飯塚の教師は署名の後押しもあったのか、たった2年の刑。
今もスポーツ大会で活躍しているようです。
老いてなお健康、充実した人生。長生きはするもんですねえ。
教え子は16歳で亡くなって悪者にされたのにね。

今回の姫路の事件では懲戒処分なんて生ぬるいことを検討しているらしいけど、私は被害者には被害届を出してほしい。
暴力は犯罪だから。
しかも教師と生徒、顧問と部員という格差を利用した卑劣な行為です。
安易に怒りを爆発させたことの始末はキッチリつけるべき。
「人を殴って大怪我をさせても罪にならない」なんて思わせては生徒たちのためにならない。


つらい毎日の記録