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ひとつ歳を重ねた日のこと

今日は、
今まで感じていたことがなぜか違って感じるようになった


電車で帰る時間が少し早かったからか
大きく明るく赤い夕日を電車から見ることができた

こっちに来て思うことだけど
とても夕日が特徴的である


「奈良の夕日が一番綺麗!」
って友達と話したその思いは今も変わっていないけれど

こっちでみる夕日は「 雄大 」

雄大。
壮大と表現してもいいかもしれないけど
ぴったりくるのが雄大

強いとか
大きいとか
そういうことではなくて

空と周りの空間の関係性の中で
そう感じさせるんだと思う

電車を降りて最寄りの駅から一本道で家に帰る

鳥が鳴いている
飛行機が飛んでいる
今日の空気はなんだか澄んでいる


目に飛び込んでくるものが少ないからか
それはつまりここが田舎ということだけど
言葉だけみればわびしい感じもするのだけれど


自分がいろんな自然の中で起こっていることや
ささいな日常の働きについて
繊細に感じ取ることができる!
今朝ここを通るまで過ごしていた町よりも。

今日まではずっと寂しい気持ちが
心穏やかでない気持ちが
心の中に実はやっぱりあったけれど

今日という日はなぜだか
気持ちがとても穏やかです

帰り道にある知らない人の軒先のミモザ


きっともうすぐ見頃になると思う
人様のお家の景観なのに
勝手に楽しみにしている今日この頃


想いのまま言葉を残します
2022.02.18 18時過ぎの帰り道


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