5.問題の更なる解決には、新たな段階に進む必要がある。
「学力試験だけを受けて集まる学校のクラスでも、本当にいろんな人間がいます。いわゆる社会的マジョリティの僕たちも多様性に寄与させてよって感じです。僕も頑張っていろいろ考えている、他に同じ人間のいない個性のある人間なのに」土田さんが悔しそうな顔をする。マジョリティだから偉いとか、権利が守られていて差別されなくてラッキーではない。個性があって違いがあることが注目される時代、そして個々が発信し何者かになれる時代になってしばらく経った今は、土田さんの感覚が主流になるのだと思う。
私は