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採用時における組織の戦略への共感は必要なのか?

 こんにちは。えーじです。
 今回は自分の考えのアウトプットを行っていきたいと思います。今日のテーマは「戦略への共感」です。

1.なぜ考えるのか

 そもそも、なぜこれについて考えることにしたのかというと必要なのはビジョンへの共感(目的への共感)であって、戦略(手段)ではないという意見を聞いたからです。戦略の最終目的は勝つこと(成果を上げること)であるために、勝つことができないのであれば積極的に変更していくべきであるということでした。
 僕はこれを聞いたときに納得しかけましたが、少し違和感がありました。本当に企業の戦略に共感することは不要なのだろうかと。言っていることは至極理解できるものであるけれども、本当に不要なのかと思ったのです
 今回はこの違和感を言語化してみたいと思います。

2.そもそも戦略とは

 自分の考えを言語化していく前に、「戦略」という言葉の定義を定めたいと思います。今回考えるきっかけとなった方の定義とは異なるかもしれませんが、このノートを書くにあたって明確にしておきましょう。
 ズバリ戦略とは、「目的を達成するために選択した方法」ということにしておきます。戦いを略すとか、どこで勝ってどこで負けるかを決めるとか、個人ごとに解釈はことなると思いますが、結局はどのようにして目的を達成するのかということになると思っています。また、戦略を実行するための手段として戦術という言葉を使用します。

戦略と戦術の定義

3.戦略に共感は必要なのか

 さて、それでは僕が違和感をもった内容について述べていきます。
 なぜ僕が違和感を持ったかというと、採用時に戦略への共感って必要になってくるのではないか?と考えたためです。
 ※ここからはけっこう、理想論っぽいことを話します。
 
 採用時において戦略への共感がなぜ大事なのかというと、それがその企業で働く理由になるためです。
 そもそもビジョンが一致していることは大前提です。しかし、同じようなビジョンを掲げている企業はめちゃくちゃあります。例えば「活き活きと働く日本の会社員が少ないことを解決する」ということに対して事業を行っている企業は山ほどあります。(就活の時感じていました)
 ただし、そこに対して行う戦略が企業ごとに違います。ITを駆使するところもあれば、組織開発を行うところ、研修を行うところ、採用コンサルを行うところなどなど、、、。ここが採用時において、「なぜその企業で働くのか、なぜその企業でなければならないのか」という理由になるためです。ここのミスマッチを防ぐことができなければ社員の早期退職やエンゲージメントの低下など、さまざまな問題を引き起こすのではないかと考えています。いわゆる「やりたいことと違う」というものです。
 もし、戦略は同じであるが戦術はことなるということならばこのやりたいことが違うというのはある程度防げるのではないかと思っています。(ある程度ですが)
 戦術は戦略を実行するためのものであるため、最終的には戦略に通じているからです。各社員がおこなっている作業は戦略の一部であるため、戦略に共感することができればやりたいことと違うということは防げると思っています。

4.まとめ

 今回考えたことはけっこう限定的だなぁと自分でも思っています。戦術実行要員として採用すること(例えば営業をガンガンやりたいから強い人を年収で採用、人手が足りないからとにかく採用など)もありますし、手段である戦略に固執して成果が上がらない戦略に固執することは違うと思います。
 ただし、採用活動において戦略が一致しているかどうかはその企業に貢献してくれるかどうかを図る指標になると思います。みなさんはどうお考えでしょうか。

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