オススメの本紹介vol.2
コンセプト設計の道筋がポイントごとにまとめらていて分かりやすい
コンセプトの定義からコンセプトをフレーズに落とし込み最適化するまでのプロセスが段階ごとにわかりやすくまとめてあります。コンセプトは一貫性が大切であるとこの本には書かれていて芯をついた一貫性のあるコンセプトをどのように作っていくかが書かれています。問いの中から必要な役割を見つけ、全体を貫くような新しい観点、新しい意味を創造するための方法を学ぶことができる本になっています。
コンセプト設計に必要なコンセプトに導く問いの作り方と役割や機能としてのストーリー作りがそれぞれ書かれています。コンセプトづくりに必要な課題(問い)を見つけ出す方法としてインパクトと自由度の2軸で分けて整理するリフレーミングと呼ばれる方法が紹介されています。その次のストーリー作りのフェーズとしてインサイト(潜在的ニーズ)、競合、自社だけのベネフィット(他にないもしくは他にできないこと)の3つから新しい意味(コンセプト)に繋げるインサイト型のストーリー設計と時間軸でミッション(社会的使命)とビジョン(目指すべきもの)の間からコンセプトを導き出すビジョン型のストーリー設計が紹介されてます。2種類の切り口からのアプローチの仕方が分かりやすくまとめられていて読みやすかった。また、コンセプトを一行のフレーズに落とし込むための手順として10種類の構文が紹介されており、シンプルで伝わりやすい最適なメッセージとしてのコンセプトの作り方が分かりやすく書かれていてとてもよかったです。
事例と実践のワーク形式の課題があって理解が深まりやすい
この本ではそれぞれのフェーズに合わせ、何個か事例をもとにコンセプト設計の手順が書かれていて具体的なイメージが湧きやすい作りになっていて読みやすいです。豆腐店をモデルにしたワークでは、それぞれその章で学んだインサイト型のストーリー作りとビジョン型のストーリー作りのおさらいができて理解が深まりやすく、とてもよかったです。
内容について分かりやすく解説してる方がいらっしゃったので内容が気になる方は参考に。
総合評価
オススメ度 ★★★★☆
お役立ち度 ★★★★★
お買い得度 ★★★★☆
オススメ度
コンセプト設計に必要な手順を実践的に学べてとてもよいのでオススメ。
お役立ち度
中身は役立つ中身ばかりです。買う価値はあると思います。
お買い得度
中身の充実度を考えると高くない買い物だと思います。
終わりに
少しずつですが何個か本を紹介していければと思っています。本の紹介記事を書くためのモチベーションを保つためにも多くの人に記事を読んでもらえるようにがんばりたいところですね。なんとかシリーズ化できればなぁ~といったところですな。