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ACミラン01-09パート①カルロ・アンチェロッティがミランを再び頂点へ導く!

Ciao!ドドン小西です。先日のSPAL戦は痛いドロー。いや、むしろ痛恨の敗戦寸前(試合終了間際、相手のオウンゴールで追いつく)だったことを考えると、なんとか拾った勝点1、と言ったところでしょうか😰

そして7/5早朝のラツィオ戦、3-0の大勝利!ズラタン・イブラヒモビッチを中心に前半2得点。後半はズラタンに替わって出場した好調レビッチが今期9ゴール目となる3点目を決め、勝負あり。全員で攻守およびトランジションでサボらず、走りきりましたし、クリーンシートであることも、とても高評価ですね。

今後も怪我人やコンディション面に不安はありますが、7/8ユヴェントス、7/13ナポリと上位チームとの対戦が続きます。私がこの記事を書いている時点で勝点46暫定6位(明日のナポリvローマの結果次第)。6位でヨーロッパリーグのグループリーグ予選出場資格を得ることが出来ます(欲を言えば、グループリーグ出場が決まる5位になりたいな)。さすがにチャンピオンズリーグ圏内である4位以上は現実的ではない状況です。しかし、まずは欧州の舞台で躍動するミランが観たいですね。

さて、前回はアンチェロッティが監督に就任するまでの混沌としたミランをご紹介しました。私自身がミランを本格的に追いかけはじめる時期でもあります。当時は高校1年生。リアルタイムで観戦することは難しかったので、父親のパソコンを借りてネットやサッカーダイジェスト、ビデオなんかでせっせと情報を集めていました。

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※写真はOfficial Site of Milan Football Club | AC Milanより

アンチェロッティは2001年にシーズン途中から監督へ就任。01-02シーズンはCL圏内である4位に滑り込み、翌02-03シーズンはセリエAこそ3位の成績でしたが、コッパ・イタリアで優勝。そして、チャンピオンズリーグ優勝!ユヴェントスとの決勝は120分戦って0-0。そしてPK戦を制し、キャプテンであるパオロ・マルディーニは40年前に自分の父チェーザレ・マルディーニと同じようにビックイヤーを掲げることになります。余談ですが、CL決勝でのこのイタリア勢対決は世紀の凡戦と言われることがあります。伝統的に守備意識の高いお国柄であり、かつ決勝の舞台。なにがなんでも勝利にこだわるがゆえに守備的な、誤解を恐れずに言えば「つまらない」内容であったのかもしれません笑。両チームともにスター選手揃いであり、お互いの長所をつぶし合うようなハイレベルな攻防が繰り広げられていました。

01~09年までのアンチェロッティ就任後のミランの主な獲得タイトルは・・

  02-03 コッパ・イタリア  / チャンピオンズリーグ
03    ヨーロッパ・スーパーカップ(CLとELの優勝チーム同士の対決)
03-04 スクデット獲得
04   スーペルコッパ・イタリアーナ
06-07 チャンピオンズリーグ 
07    ヨーロッパ・スーパーカップ  / クラブワールドカップ 

02-03チャンピオンズリーグ

※写真はSoccerKingホームページより

獲得タイトルは以上ですが、CLでは5年連続でベスト8決勝進出3回(内上記2回優勝)。ヨーロッパで活躍するビッククラブ、ともかく素晴らしいチームでした。

またまた、余談ですが、CL決勝進出3回の内、唯一負けてしまった03-04シーズン。相手は19-20シーズン・プレミアリーグ優勝のリヴァプール前半3-0とリードし、後半残り6分で同点に追いつかれPK戦の末、敗れました。世に言う「イスタンブールの悲劇」ですね(ミラニスタ以外は「イスタンブールの奇跡」と言う人が多いでしょう。いや、圧倒的に多いかな・・・)。しかし、06-07シーズンCLは同じく決勝でリヴァプールと対戦し雪辱を果たしています

その他、主な出来事としては05-06シーズンの「カルチョポリ」と呼ばれる八百長疑惑でしょう。そのシーズンは順位を落とされ、翌シーズンの06-07シーズンは勝点▲8からのスタートを余儀なくされます。詳しくは以下を参照ください。あまり、思い出したくない内容ですね。しかし、この年は逆境を跳ねのけ、前述の通り、CLで優勝を果たしています。

残念なことに、2007年クラブワールドカップを最後にミランは国際タイトルから遠ざかってしまします。それどころかマッシミリアーノ・アッレグリが監督に就任し、10-11シーズンにスクデットを獲得して以降、国内タイトルもほぼ獲得できていません。アンチェロッティ時代のミランとともに青春を送ってきたものとしては、現在の状況はとても悔しいのです。

と、言うことで、思い入れが強いため、この8年間はいくつかにパートを分けて紹介していきます。

この時代はミランがスーパースター軍団であったことは言うまでもありません。アンチェロッティはそのスター達をチームとして機能するよう常に頭を悩ませなければいけませんでした

ルイ・コスタやリバウド、セードルフ、ピルロなどの10番タイプを共存させ、シェフチェンコやインザーギなどのストライカーに点を取らせる。しかし、守備のバランスを保つために、ガットゥーゾやアンブロジーニなどの泥臭い仕事を任せられる選手やマルディーニ、ネスタなどの強くクレバーなDF陣。そのすべてが機能するためにアンチェロッティが出した答えは・・・

ネスタ・カラーゼ・ピルロ・マルディーニなど

インザーギ

シェフチェンコ・ルイコスタ・ガットゥーゾ

カフーとセルジーニョ

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※写真はOfficial Site of Milan Football Club | AC Milanより

今回はココまでです。次回はより掘り下げて紹介していきたいと思います。もう20年近く昔の話ですが、鮮明に記憶している方もいらっしゃれば、いまのミランしか知らない方もいらっしゃると思います。

知っている方には、懐かしく思っていただければ・・知らない方には知って興味を持ってもらえれば・・と考えていますので、是非今後ともお付き合いください😁


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