ACミラン91-96年まとめ！サッキやカペッロのミランを支えた名選手たちを一挙に紹介！ミラン黄金期

Ciao！みなさん、いかがお過ごしでしょうか？カルチョが日常に戻ってきました。とても幸せなことです。まだまだ、コロナウイルスの脅威は去ったとは言えませんが、「新しい生活様式」のもと、多くの人が健やかに日常を過ごしていけるよう願っています。

さて、前回はベルルスコーニとサッキの偉業について紹介しました。サッキはイタリアだけでなく、世界のサッカーの潮流を変える仕事をやってのけた訳ですが、長くは続きませんでした。国内リーグと欧州カップ戦の過密日程やファン・バステンらのスター選手との関係悪化もあり、欧州・世界王者に輝いたものの、結局スクデット獲得は１回のみ。ベルススコーニさんが満足できるはずもなく、解任となってしまいます。その後、サッキはイタリア代表の監督に抜擢され、見事にイタリアをW杯決勝への導きます（結果は準優勝。ブラジルとの決勝は0-0、PK戦の末、敗れています）。

残念な形で、ミランを去ったサッキに代わり、ミランやローマ、ユヴェントスなどで活躍したファビオ・カペッロが新監督に就任します。

カペッロはサッキのプレッシングサッカーをマイナーチェンジし、より現実的なリスクの少ない戦術をとります。ベースはサッキの戦術を踏襲しますが、サッキ時代より、ディフェンスラインを下げ、プレッシングの強度も下げることでより、守備時（もしくは攻撃から守備への切り替え：ネガティブトランジション）のリスクを少なくした戦い方にシフトしました。プロ選手経験のあるカペッロは理論を押しつけるだけでなく、より現実的なサッカーに切り替えたと言っても良いかもしれません。

結果、5シーズンで4度のスクデット獲得およびイタリアスーパーカップ3回、ヨーロッパスーパーカップ2回、チャンピオンズカップ1回と多くのタイトルを勝ち取ります。スクデット獲得は1991-92・1992-93・1993-94・1995-96シーズン。就任1年目の91-92シーズンはセリエA初の無敗優勝を飾ります！本当に強かった😲

サッキやカペッロ政権下で主に活躍した選手たちを簡単に紹介しています。まだまだ、良い選手はいるのですが、またの機会。

９４－９５シーズンもスクデットを獲得したミラン。しかし、カッペロは結果至上主義・堅実で面白みがないなどの批判にもさらされます。また、選手とぶつかることも多く、９６年レアル・マドリードに去って行きます。

ミラン黄金期に陰りが見え始めました。２０００年代前半の復権まで少しの間、低迷してしまいます。まぁ、ここ何年かよりいくらかマシですが、、、

今回はここまで。いかがだったでしょうか。知ってるようで知らない選手もいたのではないでしょうか？如何にこの頃のミランにスターが揃っていたかがよくわかりますね。

セリエAもまもなく再開です。リアルタイムで観戦するため、自分のコンディションを真夜中の時間帯に合わせる準備をしないといけませんね。では、また来週。Forza Milan！！