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【KAMAKURA Keep The Beach Clean 2021】 8月10日のレポート

海を愛する皆さんこんにちは、海の写真家の中川彩乃です。
もうすっかり夏の陽気で、カンカン照りの毎日が続く8月突入ですね!

鎌倉を代表する海水浴場『由比ガ浜海水浴場』で夏の期間毎日行われたビーチクリーンの様子をまとめてお届けする note の第4弾です。

【KAMAKURA Keep The Beach Clean 2021】の初回レポートにて、『KAMAKURA Keep The Beach Clean 2021』とはどんなイベント活動なのか?一日かけるビーチクリーンはどんな流れなのかをご紹介しています。是非ご一読ください。

8月10日の海ごみレポート

8月に入って初めての KAMAKURA Keep The Beach Clean 活動です。
海水浴場が開催されていない由比ガ浜では、海の家がないにもかかわらず多くの海水浴目的の方々が見受けられるようになりました。7月よりも多いように思います。

さて、今日はどんな海ごみを発見してきたのでしょうか。コンパクトカメラで撮影してきた写真と共に見ていきましょう!

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子供の忘れ物。砂遊び用シャベルの忘れ物が大変多いです💦こういったものはプラスチックが原料となっているため、そのまま放置されるとマイクロプラスチックとなり、環境汚染の要因となります。

今となっては100円ショップなので手軽に買えるようになったためか、物を大切にするという気持ちが薄れてきているように感じ、何だかやるせないような気持になります。

『どうせまた新しいものを買えばいい』そんな考えの大人が量産された社会にならないことを願います。

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きれいに折りたたまれた状態の、メガネ👓持ち主さんは無事にお家に帰れたのでしょうか?稀にみかける海ごみです。

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衝撃の多さです。ペットボトルのキャップ単体のごみ。

ペットボトルを捨てる際、ボトルとキャップは分けて捨てるように言われています。ボトルだけ単体で拾うことは、非常にまれなケースです(今年はまだ1,2本しか見かけていません)。反面、このようにキャップ単体で浜に打ち上げられているケースが非常に多いと、実際にビーチクリーンをしていると感じます。

何故キャップ単体だけ?どうした経路で?ネットで調べてみたり、一緒にビーチクリーンをしている方々とこのトピックについて話してみても、一向に原因がつかめません……。

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何かの容器。マイクロプラスチックに分解されてしまう前に撤去!

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こちらの青いもの、何かおわかりでしょうか?

正解は、ビニールシートの切れ端です。どういった経緯で細長くなってしまったのかは分かりませんが、稀にこういったビニールシートの端切れが打ち上げられています。

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某乳酸菌飲料の容器。

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いろんな海のものが付着し始めているペットボトル(中身入り※たぶん海水)

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何かの入れ物?この日は非常に風が強く、風で飛ばされてくるビーチボールやレジャーシート、そして何かの入れ物らしき袋が多くごみとなってしまいました。

まだ使えそうなものばかりだったので、非常にもったいなく感じました……💦

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出ました!危険生物!カツオノエボシ!前回のビーチクリーンレポートでも紹介したのですが、この綺麗なクラゲは超猛毒を持つ殺人クラゲです!

誤って踏んでしまったり、綺麗だからツンツン触ってしまったりしないようご注意ください!

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風が強く、海も相当荒れていたせいか、非常にたくさんのカツオノエボシが波打ち際に打ち上げられていました。

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危険とは知りながらも、やっぱりこう見るとカツオノエボシは綺麗ですね✨

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台風一過の青空!この空の下、ビーチの端から端までを歩いて綺麗にするなんて経験、そう多くないですよね。炎天下の日もあり、外にいるのがしんどく感じるときもありますが、今日も微力ながら地球のためになったと感じると疲れも吹き飛びます!(^^)!

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秘密事項かもしれないので、詳細についての言及は避けますが、ドローン飛ばし隊の方々。暑い中お疲れ様です!

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サクラガイではありません。オオモモノハナガイ(大桃花貝)です。由比ガ浜は知る人ぞ知るサクラガイがたくさん採れるスポットのようですが、他にも綺麗な貝殻がたくさん拾えます!

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今日のタイ村ランチは、大好きなガパオでした(^^♪ 自宅で自炊をよくする方ですが、タイ料理に関しては専門店の味はなかなか出せない!と思います。
料理人さん曰く、タイから仕入れた色んな調味料をブレンドしているから、なかなか真似できないのだとか。

使い捨てスプーンも木製!さすが、由比ガ浜を代表する海の家、タイ村!環境への配慮がしっかりされています(^^♪

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こちらが本日分の海ごみです。数えてみると、なんと約30もの袋が!!!!

この日は前日から非常に風や波が強く、その影響で打ち上げられたごみが多かったのではないかと運営側一同考えました。

今日も微力ながら、地球に優しい活動ができて大変嬉しく思います。

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くっきりとシルエットが綺麗な富士山と江ノ島のコンビネーションがなんとも贅沢な国道134の帰り道。

片道約40分のサイクリング🚲ビーチクルーザーをマイペースに漕ぎながら帰宅🏠。

8月10日のビーチクリーン感想

今日でビーチクリーン活動に参加して4回目を迎えました。

よく一日中ビーチクリーンできるねというお声をいただきますが、『今日のnoteにどんなレポートあげようかな?』と考えながら拾ったり、拾ったごみの種類について考察しながら拾うと案外あっという間の時間です。

ビーチクリーン中に考えたこと、感じたことを最後にまとめていきます。

①カツオノエボシ大量発生中!

7/29のビーチクリーン時に、カツオノエボシを一匹発見していたのですが、約一週間経ち信じられないほど増えていました!

クラゲに刺されないよう予防するジェルも市販されているようですが、使った経験はございません。気になる方はこちらから👇

まだまだ海遊び真っ盛りの時期。クラゲに刺されたときの対応がしっかりできるよう、事前に準備して楽しく遊べるようにしてください。

②『海藻は拾わないで』

鎌倉の海岸には、波打ち際によく海藻が打ち上げられます。『鎌倉わかめ』というブランド品としても有名なわかめが沖合で養殖されています。

養殖されているわかめが何らかの理由でちぎれ、砂浜まで流されてくるようです。

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浜を綺麗にしようという思いからかとは思いますが、このわかめの切れ端も一緒にごみ袋に入れてしまうビーチクリーン参加者の方が多くいらっしゃいます。しかし、わかめはごみではありません。いづれ自然に帰ります。

ごみ袋に入れるのは、自然には帰ってくれない人間が作り出したごみだけです。わかめはそのまま放置ください。※ごみ収集の方々は、わかめや海藻がごみ袋に入っていると持って行ってくれません。

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KAMAKURA Keep The Beach Clean 協賛組合
由比ガ浜茶亭組合
滑川海浜組合
由比ガ浜ボート組合
鎌倉中央海水浴場組合
材木座海浜営業組合
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また次回のビーチクリーンレポートも是非ご一読ください(^^)

海の写真家
中川彩乃






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