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『ひとまず上出来』を今年一冊目に読んで

どのエピソードもずんずん、びしびし、じゅわじゅわ心と体に響く。
『ひとまず上出来』を今年読む一冊目に選んで、上出来だよ私、とほくそ笑んでいる。

「やりたいか、やりたくないかの二択です」は、ここのところ考えていたことがすっきり言語化されていて、そうそう、そうよ!と何度も頷いた。

できるかではなく、やりたいかやりたくないか。やりたいならやればいい、単純じゃないかと思われるけど、なかなか踏み出すところまでたどりつけないもの。

逆にやりたくなくてもやらなきゃならないことはわんさかある。洗濯や掃除、献立を考えること……(家事は総じてやりたくない)。

だからこそ、「やりたい」という感情は貴重だと思えるようになった。誰でもない自分のためにやらなくちゃ。
達成に向かう過程もきっと間違いなく楽しいはずだし、そこから広がる世界もあるはず。


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