秋明菊が咲いた！

　「これ、アネモネ？」、「秋明菊や」。そう言えば、うちに秋明菊があると言っていたかもしれない。少しモケモケとした蕾はアネモネのように見えてそう聞いてみたけれど、実際は菊と名前のついた花である。「そやけど、ある意味当たってるな、秋明菊はアネモネ科やねん」、と母の言葉が続いた。あー！それで思い出した。秋明菊は一昨年の秋に花屋さんで見かけて、そのツヤツヤとして飴細工のように光った繊細そうだけれど強く咲いている一重の花びらが綺麗で好きな花の1つになった。白い蕾がついてから随分の時間が経った。母から「秋明菊は蕾がついてからが長いねんな。なかなか咲かへんねん」と言われたから少し安心して見守っていたが、今日か？今日か？と毎朝そわそわしていた。ついに11月1日、秋明菊が咲いた！あの時とは違ってマットな白い花びらだけれど、かわいい秋明菊だ！