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送別会で渡すメッセージ

 送別会のシーズンだろうか?店舗で働いていたころは年中、さまざまなタイミングで仲間が入れ替わった。何度か寄せ書き担当を任され、試したとこがあった。思い出のあるものをいくつか振り返ってみたいと思う。
⒈飛び出し絵本型
任されて3回目くらいだったか。毎回、予算を気にしながら色紙やアルバムを選ぶのにも疲れて思い立った。飛び出す絵本みたいにしよう!飛び出す仕掛けは案外簡単に作れる。100円均一で販売している小さいサイズで綴りになった色画用紙を半分に折って、切れ目を入れる。折り返しや切れ目を工夫すればバリエーションも豊富に。何枚か作り貼り合わせれば、多色でカラフルな冊子が完成する。写真の数が少なくても飛びたしてくる迫力で満足感も大きくなったのでは、と思っている。
⒉対談型
何度も担当になって少し寂しかったのは、どれだけそれぞれにたくさんの思い出があっても、大抵のメッセージは似たり寄ったりになってしまうことだった。「今までありがとうございました。新しいところでも頑張ってください」。もっと見返した時に楽しかったなと思い出せるようなものにしたい、と、対談形式にすることにした。録音し、それを文字に起こした。送別される主役は毎回対談をセッティングされるので大変だったかもしれない…。初めは恥ずかしがっていたが、徐々に慣れ最後には自然体で対談をこなしていた。パワーポイントでデータを作成し、写真ブックとして印刷、本にした。
⒊ライブ型
最終的に定番になったのはチェキを使いアルバム作りをライブでする方法だった。寄せ書きをする場合、どれだけメッセージの締め切りに余裕を持たせても内容に大差はなかった。だったら、事前準備はできるだけ少なくしよう!ということで思い立ったこの方法。送別会の場で1人ひとりとチェキを撮り、メッセージを書き込んで、名刺入れに収めて完成させた。色紙と比べれば費用は少し高くなるかもしれない。けれど、アルバムを買うことや事前のメッセージ収集や構成の作業、その後の保管などのことを考えればコンパクトでワイワイガヤガヤしながら作成できるこの方法は評判が良かった。

今では、音声や動画でも簡単にメッセージを作れたりと、もっとあたしい形が出来ているだろう。いずれも良い門出の思い出になりますように。

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