強力粉と薄力粉

　パンがなくなると、買いに行くよりも作ろうかな、と思う方だ。とは言え、出来るだけ簡単に作りたい。今まで買ったパン作りの本は2冊とも「こねないパン」が売りである。ここ2回ほど、上手にできた。違いはなんだったのかというと強力粉を使ったことだ。パンは大抵強力粉を使う。けれど、家にあるのは大抵薄力粉だ。出来るだけ気軽に、と思って家にある薄力粉をそのまま使っていた。なんだか教本に記載されているものよりも水気の多い生地だな、と思っていたが、その日の温度加減かな？とか思いながら、それらしい硬さになるように水量を調節していた。何度かするうちに、もしやと思い調べると、原因は強力粉と薄力粉の違いだった。餅は餅屋で強力粉は強力粉だった。