今週のお裁縫　2020.22w 「20センチュリー・ウーマン」とサルエルパンツ

映画「20センチュリー・ウーマン」を観ました。主人公は４０歳で子どもを産んだシングルマザー。お子さんが思春期に差し掛かり、色々と悩み多き、、と言う話です。「人生はビギナーズ」のマイクミルズ監督。黄色いTシャツに赤のリュック、赤い髪、黄色い台所、そしてカラフルなシャツを着こなす５５歳の主人公ドロシア。
　ドロシアの息子ジェイミーは、好きなロックバンド（トーキングヘッズ）のTシャツを着ていて、同級生と喧嘩になり、そのバンドについて馬鹿にされる。私は昔から、人に影響を受けやすく、大学生の頃、江角マキコが流行れば、前髪をパッツンのロング。パフィーが流行れば、くるくるパーマにするような人間でした。でも、あるとき自分が好きなものを知らない人や、嫌いな人に出会って、それを自分も嫌いになっていたら自分というものは何なんだと言うことに気がついたのでした。そんなことをこの映画を見て思い出したのでした。
　ジェイミーは、その後、家の車に悪口を落書きされても、そのバンドを嫌いになったりファンをやめたりしない強い心の持ち主です。そしてお母さん。私も４０歳で出産したものですから、５５歳で高校生の娘がいて、となったとき、カラフルなシャツを粋に着こなしつつビールでも飲んでいようと思いました。

そう言いながら、なんだかヘトヘトです。コロナ疲れ？家族皆、家中ヘトヘトで、２歳の娘だけが元気です。

今週のお裁縫＜黒のリネンのサルエルパンツ＞

完成しました。サルエル感が少なめです。丈が短かったので、もう少し長めに作ろうかな。トップスのシャツも同じ生地で作ってセットアップにしようと思います。サルエルパンツも好き嫌いというか、着る人は着るけど、一生着ない人もいそうな気がします。でもサルエルパンツが履けるタイプの人間で何となく良かったなと思います。

こうして気持ちを吐き出すと少しスッキリするような気がしました。来週は何を作ろうかなあ。