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流星トンネル

ずっと夢見ていた世界は
思っていたよりもずっと普通で
煌びやかなものは目の前になかった
毎日何かを落っことしていそう
ただ自分の時間だけが失われていく

あの日夢見た世界は
あの日救ってくれた人達は
この景色を見ていたのだろうか
僕はまだ届かないのだろうか

理想と現実
夢とイマ
心と身体
大切にしたいのはなんだろう
守っていきたいものはどこにあるのだろう

そんなことを考えながら今日も
画面を見つめ 紙を手に取り
仮面をつけて生きている

伝わらない思いが幾つもあって
伝わりきらずに消えていく
刹那的な感情は綿あめみたいに溶けていく
わかってよ、察してよ

……そんなの実現しないことは解ってる

先には澄んだ星空
僕は足元すら見えないミチを歩いている

たったひとつ、願いが叶うのであれば
僕の言葉で救われている人がいればいいな
僕と一緒に明日を迎えられる人が居たらいいな

そんなことを考えながら
僕は自分に問いかける
明日の夜は何を食べようか

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