Pulp の『Different Class』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は Pulp の『Different Class』を聴いてみた編 をお届けします。

どこまでも美しく煌めくメロディ、甘く色気たっぷりな歌声から漏れる吐息。

ポップに浮遊し、胸をときめかせる一枚。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

画像3


1.Mis Shapes

発音がフワッフワ。すごく穏やかに始まるのに、すぐ勢いがついてガツガツ迫ってくる。浮遊感。0:52〜ハッピーサイケデリック。時空が渦。感情的になるボーカルがさらにその渦を強固なものにする。1:23〜また穏やかゾーンに入る。ボーカルのフニャッとしながらも熱量高い歌唱とても良い。何かを強く訴えているんだろうなと思ったら、訴えていた。サイケゾーンの飲み込んでいく感、超気持ち良い。3:00〜なんか、すごく夏だ。流れるプール。ウォータースライダー。

2.Pencil Skirt

甘い。メロい。さっきから吐息多めで英語ではなくフランス語っぽく聞こえる。この曲はちょっと色気…セクシーすぎて21歳にも刺激が強い。隙あらば「ah…」とか言う。全ての単語、強烈な吐息が漏れていてセクシーサイケデリック。歌詞もちょっとエッチだった。セクシーサンキュー…

3.Common People

吐息が…なんか…えっ…♡聴いて大丈夫か心配になってきた。大丈夫です。上流階級の人が庶民のように暮らしたいという気持ち、色んな欲求が吐息に乗せて歌われている。語気も強まる。高まりのシャウト。度々飛び込んでくる電子音がとてもいいスパイス。サウンドのハッピーさとキラキラ感本当に綺麗。目まぐるしいキラキラ。3:50〜「You will never understand〜」から、エネルギッシュに、そしてセクシーにブチ切れている。

4.I Spy

謎めかしい、怪しげな雰囲気で始まる。語る声もヒソヒソ。壮大な映画が始まりそう。1:03〜予想外の展開。夜の繁華街を車で疾走したい。1:43〜これまでのヒソヒソからの爆発力、ダイナミックで格好良い。でも基本はヒソヒソ。クラシカル。声が出どころが移動する。怖さと色気がせめぎ合っている。3:57〜再び爆発力。語りの音程コロコロ瞬時に変えていて凄い。奇妙。4:37〜ドラキュラがダンスしてそう。最後まで色気たっぷり。どうしてくれるんだ…

5.Disco 2000

ギャリギャリで粒粗くて好きなギターの音。踊りたくなる。ビートがダンサブル。誰かと結婚した昔の片思い相手への、切なくロマンチックな歌詞。1:11〜サビが切なくて煌めいていて、良すぎて泣きちゃいそうになった。歌のメロディも、ギターのメロディも好き。間奏ボーカルが凄く高まっていて良い。ラストのサビがとにかく良い。幸福感に溢れている。

6.Live Bed Show

しっとり哀愁たっぷり。寂しげな歌声。でも色気がある。喜怒哀楽のそばにいつも色気がある。どの曲にも聞こえるキーボードの音、色鮮やかで存在感ある。なのにキーボードの人演奏する時全然動かないし、めっちゃ真顔らしい。ずっと悲壮感はあるけど、ジメジメはしてない。カラッとした悲壮感。最後の終わり方、アダルティで音数少なく落ち着いていて素敵。

7.Something Changed

凄く効き馴染みのあるイントロ。アルペジオに弱い。ストリングスが入ってきて一気に空間が広がる。情緒たっぷりな歌声。ニヤニヤしてしまうくらいロマンチックなことを歌っている。とにかく美しい。2:15〜間奏ずっと聴いていたい…けど、間奏明けの歌のメロディも美しくて最高。

8.Sorted For E's And Wizz

薄い耳鳴りのような音。歓声…?ピコピコな電子音で、物凄いバキバキのクラブミュージック始まるんじゃないかと思ったけど、そんなことなかった。真逆で故郷のような温かさがある。1:12〜どこまでもセクシーな人だな…。ライブではクネクネしながら歌っているらしく、想像するとちょっと面白い。2:25〜不思議な音が沢山鳴っている。

9.FEELINGCALLEDLOVE

儀式っぽい雰囲気があって面白い。振り幅。何の楽器なのかわからない音がたくさん鳴っている。夜のジャングル。何が飛び出してくるかわからない。1:22暗がりに人が立ってたことに気づいた時と似たビックリ。低い声と高い声の使い分けのセンス。2:30〜ビシバシグイグイ前進し始める。語りと歌のコンビネーション。不思議な世界観すぎる。4:00〜静けさと狂気じみた語りにゾクゾクする。そのあとすぐグイグイし始めるから切り替えが鬼。

10.Underwear

Pulpのガッツリ甘くて色気たっぷりな曲調が好き。雰囲気のギターは結構歪まくり。夢見心地。終始美しい。絶えず吐息は漏れている。1:47〜間奏のちょっと奇妙で、美しいフレーズ好き。語りの時の低い声、ずるいな〜!やっぱりフランス語みたいに聞こえる。最後の最後、甘すぎて溶けて液体になってしまった。

11.Monday Morning

ベース……全員が全員セクシー。セクシー集団Pulp。0:30〜何だこのリズム…こういうリズムに興奮してしまいがち。1:50〜間にグッとくる。セクシー度がかなり高い。妖艶。遊び心が電子音の使い方に表れている。2:47〜よくわからないテンションの上がり方していて面白い。ずっと昂りまくり。セクシーに、訴る時はしっかり訴る。TPOわきまえるセクシー。終盤とても狂っている。

12.Bar Italia

フルートみたいな音と鳥のさえずり。穏やかの中の穏やか。まどろみ。メロディが美しすぎて、身体中の力が抜けてしまう。ピンクとうす紫色している。0:48〜サビの盛り上がりと、切なく幸せな雰囲気に「アーーーー泣」ってなる。2:17〜リズムが重たく、ドラムもバシバシし出すの最高。美しい。半泣き状態の歌がグッとくる。3:17〜THE YELLOW MONKEYの「JAM」を思い出す歌とメロディだ…。めちゃくちゃ良い曲〜!!!

画像1

画像2

Pulpは1978年に結成したイギリス出身のロックバンド。タイトルの『Different Class』は、「違う階級」という階級社会への揶揄も含まれているが、「別格に良い」という意味の「違う階級」という意味も含まれたダブルミーニングだという。


何回「セクシー」とか、「色気」という単語が発されたんでしょう…!

本人たちには、そのつもりがない感じがまた面白い。

ボーカルJarvis Cockerの、英語だけどフランス語みたいに聞こえるウィスパーな歌声がとても刺激的で、心地よかったりもして…なんてったってメロディが天才で、終始眩しかったです。

胸キュンあり、皮肉ありの歌詞もブリットポップを感じられました。

↓内山が常に抱いている「ブリットポップ」への想い



次回は Oasis の『(What's The Story) Morning Glory? 』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに…!

最後まで読んでくださり、有難う御座いました。

サポートをしてくださった貴方には57577で貴方宛のお礼のメッセージをお送りします!