The Stone Roses の『The Stone Roses』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は The Stone Roses の『The Stone Roses』を聴いてみた編をお届けします。

サイケなギター、浮遊感あるボーカル、ベースとドラムで作り出すリズムセクション。

甘く切なくマジカルなトリップ体験を封じ込めた一枚。

ぜひ、読んでみて聴いてみて下さい!

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1.I Wanna Be Adore

だんだんと近づいてくる轟音。宇宙空間に飛ばされた感じ。不思議な煌めきがある。0:58〜美しい…一筋の光が差し込んだみたいなギターの音が聞こえる。サウンドはしっかりヘヴィだけど、靄がかかっているような浮遊感もある。ドラムの響き方と地響きするようなベース最高…。「崇拝されたい」、「憧れられたい」という欲望がダダ漏れな歌詞。

2.She Bangs The Drums

イントロのベース、気持ち良い。軽快でポップ。「The past was yours but the future’s mine(過去はあなたのものだが、未来は俺のもの)」という歌詞好き。力みのないボーカルが終始爽やか。1:42〜記憶飛びそうな音がヒュンヒュン通っていくの気になる。ライブでは合唱が起こるらしい…これは確かに歌いたくなる…!

3.Elephant Stone

危険な音が鳴り響き、クネクネした音が絡み合っていく。絶妙なスカスカ感。「Burst into heaven Kissing the cotton clouds(天国に飛び込んで、綿飴の雲にキスをする。)」初っ端から歌詞が良い。ボーカル、さらに肩の力が抜けている。リズムを刻んでいる音が忙しそう。頭の中に牧場と空、雲が浮かぶ。この独特の浮遊感なんだ…気持ち良い…

4.Waterfall

水面のキラキラ…滝…。手を合わせたくなるギターの音色。ボーカルのリバーブ加減が夢の中。瑞々しい。3:00〜ギターの展開がとても格好良い。本当に格好良い。ギターのオーバー・ダビング、かなりサイケ。ワウ・ペダルの音が楽しい。もっと聴きたい…!ってところで終わるの上手い。

5.Don't Stop

前曲の「Waterfall」のトラックを逆回転している…!?!こういう楽しいことするの大好き…。1:51〜身体がふぁ〜ってなる。宗教感すらある。逆再生と現在進行形のものが混ざり合って一つになっている。何もかもが曖昧でふわふわで心地良い。逆再生なのかすら、だんだんよくわからなくなってくる。

6.Bye Bye Badman

音が頭の周りを回転しているような聞こえ方。アコースティックな味わい。フォーク・ロックっぽさもある。1:10〜ア〜めっちゃ故郷。牛とか藁とか小屋、子豚たちが見える。実家に暮らしているけど故郷に帰りたくなる。サビのところで倍になるテンポが良い。疾走感を巧みに操っている。2:47〜格好良い。好き。

7.Elizabeth My Dear

凄く切ない。子豚や牛たちは消え去り、突然一人ぼっちにされる。凄く短い曲。

8.(Song For My) Sugar Spun Sister

一人ぼっちに太陽が差し込む。優しい暖かさ。めちゃくちゃ甘いメロディ。やや切なさもあるのが憎い。 ロマンティック。ハモリも美しい。2:55〜好き。晴れやかな気持ちになる。

9.Made Of Stone

やけに聴き覚えあると思ったら、この曲だけ何故か過去の自分がいいねしてプレイリストに入れてた。イントロが好きすぎる。イントロの哀愁漂う雰囲気から、サビで爽やかに緩やかに疾走していく展開が良い…!1:35〜リズミカルになったAメロ良い。2:38〜間奏のギター・ソロずるい。一気に高まるサイケデリック感。

10.Shoot You Down

オラオラなビート…!!と思っていたら、甘く煌めいたギターの音入ってきて安心した。幻想的。雲の上の出来事。歌声の柔らかさ、真っ白なタオルケットか綿飴。海も見える、気温が28℃くらい。色んな想像が掻き立てられる。「I′d love to do it and you know You've always had it coming」の歌い方優しすぎて好き。

11.This Is The One

ギターのアルペジオ、キラキラすぎる。ドラムもドラマチックで最高のイントロ。プチ爆発沢山ある。ドラムが器用で感動する。サビで輝きが爆発している。眩しくて直視できない。歌声の強弱、感情の込め方も素敵。3:30〜かなりサイケになる。サイケになっていく様がいつも予想外で面白い。

12.I Am The Ressurection

ドラムがとても良いイントロ。ズカズカと足を進めたくなる。1:27〜ドラマチック…!後半にかけてドラマチックな展開の曲が増えてきて、次で最後の曲なのが悲しくなってきた。2:54〜間奏も感動的。力まず歌い上げているのが美しい。ドラムに有難うの気持ちが込み上げてくる。中盤、曲が一変するの格好良すぎて痺れる。激しい!!5:19〜何?格好良い。凄い。突然本気で殴り込みに来た。音の渦に取り込まれていく…ナイスサ…イk…

13.Fool's Gold

体を叩く音…?HIPHOP?凄い最後の最後まで新しい発見と驚きをくれる。最初「胡椒飲む〜」って聞こえて日本語かと思ってビックリした。大人な雰囲気。1:12〜ヤバイ、完全に「胡椒飲む〜」。ダンサブル。ひたすら繰り返されるビート。6:02〜スパイスが入ってくる。危なげで耳がいい感じになる。9分間で意識が仕上がっていく。

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アートワークのモチーフは、1968年に起きたパリの五月革命で、フランス国旗が描かれている。また、催涙弾の影響を和らげるため、レモンをかじってしのいだという逸話をもとにレモンが散りばめられている。

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The Stone Roses は、1983年にマンチェスターにて結成されたイギリスのロックバンド。アルバム2作を発表した後、1996年に解散。New Order や Happy Mondays といったバンドとともに、マッドチェスター・ムーヴメントの中心的存在として活躍した。本作は The Stone Roses のデビューアルバム。


結成時から解散まで在籍した唯一のメンバー、イアン・ブラウン(Vo.)のニックネームが「マンチェスターのボス猿」ということを知って1人ツボっています…

ボス猿って凄い。

Twitterの#内山結愛一日一アルバムの方で一度まるっと聴いたことはあったのですが、このレビューで深く取り上げたことで、より好きになってしまいました…!

noteレビューあるある。

↓その時のツイート(もう時既に全曲良いとか言っちゃってる)


奥深いマッドチェスターの世界、まだまだ突き進んでいきます!

次回は Primal Scream の『Screamadelica』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに…!

最後まで読んでくださり、有難う御座いました。

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