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Marilyn Manson の『Antichrist Superstar』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は Marilyn Manson の『Antichrist Superstar』を聴いてみた編をお届けします。

聞く人を恐怖に突き落とすような洗脳メロディ、重厚でヘヴィなギター、独自の哲学散りばめられた歌詞。

鋭く狂気的なシャウトで滅多刺しにし、全てを破壊するような一枚。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

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Cycle I - The Heirophant「秘儀の司祭」
1.Irresponsible Hate Anthem

観客の歓声が入っていて、ライブ音源かと思った。0:40〜ギョエ〜〜〜!!!!有無言わさず強制的にテンション上がってしまう。鉄の板みたいな音がギターから出ているし、鋼のトゲトゲみたいな凶器みたいな音が喉から出ている。「ファイヤ゛ーーーーー!!!!」かと思ったら「Fu●k it〜〜!!!!!!」だった。こんなにブチ切れまくっている曲を聴いたことがない。声に狂気が滲みまくり。普通ではない。恐らくヤバい経験をしている(?)。

2.The Beautiful People

繋がって始まる。凶暴化し、みんな武装しながら踊っている日本の音頭みたいなリズムを刻むドラム。地声と裏声の切り替えをパートごとに繰り返していて、恐怖を感じる。全てが不安要素。だけどギターが痺れるほどに格好良い。斬り刻まれたい。2:50〜子供が聴いたら大泣きする。悪魔みたいな声で「The Beautiful People」と繰り返し言っているのがゾワゾワする。人食べそう。食べないでください…

↓このMVもちびっ子が見たら怖くて泣いちゃうだろうな…21歳でも怖くてウルウルした


3.Dried Up, Tied and Dead to the World

ミドルテンポが異様に恐ろしい。殺人鬼の館に迷い込んでる感。一文目が「You cut off all of your
fingers」なのヤバすぎる。本当にバラバラにされる気がする。3:00〜もうギターの音が重めのチェンソーみたいな音に聴こえてくる。血の底から這って出てきたような声。2:47〜サビ、歌っている内容はずっと物騒だけどアツい、格好良い、ガッと勢いが出る。最後まで不安で助かった感じがしない…ヒィ…

4.Tourniquet

歌詞、絶対に一文目から物騒。うっすらと聞こえる逆再生の音にビビりながらも、ギターのメロディが好きすぎて心掴まれてしまった。ヒソヒソ語りかけていたのに、突然力強くヒステリックになる歌声。1:45〜優しく囁かないで…めちゃくちゃ怖い…2:17〜ごめんなさい!!!ごめんなさい!!!「I am you tourniquet(止血帯)」ってどういう意味なんだ…歪んだ愛の形なのか…?

↓コレもサムネから泣ける

Cycle II - Inauguration of the Worm「虫けらの就任式」
5.Little Horn

メタル的なギターリフ。燃える。何もかもが重たく、殺傷能力が高い。歌詞、これは…………ダメだ。アイドル内山は何も見ていないし、何も知らない。全てを破壊するようなサビの勢いと熱量、狂気が凄まじい。脳みその大事な部分が破損しそう。嵐みたい。


6.Cryptorchid

ブリブリな電子音と教祖様みたいなボーカル。洗脳されてしまいそう。不穏で神秘。何かこれからマズいことが起きそうな予感しか漂っていない。1:42〜自分にしか聞こえていないような妖精たちの声という感じがする。魂が既に危ないところに連れて行かれている…

7.Deformography

怪しげ金属質な電子音。どの曲もたまにインダストリアルみがある。ボーカルのダークさ、ホラーさ、唯一無二。2:40〜危険信号。音で圧死しそうなくらい、強度のある音が迫ってくる。3:20〜ハァ…ハァ助けて…眠れなくなりそう…眠ってもこの声でうなされそう。怖いのに格好良いのどうにかして…!

8.Wormboy

なんかちょっとお茶目な雰囲気かもしれない…!と思ったけど、ボーカルは全然おぞましかった。裏声と地声の交互出しでしか感じることができないゾクゾクがある。天国と地獄。2:37〜MajiでKoroされる5秒前⭐︎不穏な最後…最期か…。

9.Mister Superstar

ジリジリしたギターに浮かび上がる囁き声。0:55〜本当に格好良い。ドラムのリズムとダークヒーローみたいな歌唱オーラ。どうしても「JOKER」に出てくるピエロを想像してしまうけど、Marilyn Mansonの方がビジュアル的に上をいっている(上とは…?)。歌というか怒号。4:53〜崩壊。パチンコ屋(爆音ver.)

10.Angel with the Scabbed Wings

有刺鉄線みたいな音。人を不安にさせる天才。声のエフェクトがまた恐怖心を煽る。安易に囁かないで…。1:20〜ここの歌のリズムヤバい。1:58〜待って……舌なめずりした…?ついに食べちゃったのかな…人…。歌詞の世界観が不気味すぎる。強烈シャウトに屈しないぞ。保とう、精神衛生。

11.Kinderfeld

目も向けられないような実験が繰り広げられていそう。助かるという予感が無い。助けなど存在しないのかもしれない。ギター重すぎて面白い、重機。1:18〜ハロウィンみたいなメロディ、危ない。洗脳メロディ。宗教的。「Toys all smell like children」って歌詞怖ッ!叫ばないデスボイス。4:25〜暴力的な電子音に記憶を変えられそう。

Cycle III - Disintegrator Rising「分解の急騰」
12.Antichrist Superstar

コレ絶対自分にしか聞こえてない霊的な声だ…なイントロ。そこから拳突き上げて、ヘドバンするようなヘヴィなメロディが始まるとは誰も思ってない。ライブでの壇上演説演出が有名らしい。壇上演説…教祖様…。聖書を破り捨てながら壇上で歌い叫んでいるとか。あまりにもヘヴィ。2:00〜強烈なギターピロピロ。4:00〜ここからの展開が恐怖。機械的な子供のような声とMansonのヒソヒソ声のコラボレーション。

↓こんなにも恐ろしい、投げキッスがあるだろうか…

13.1996

不協和音でハードロックな始まり方がめっちゃ格好良い。無敵。ドラム、全てを破壊しそう。握力がバカになった人みたいな音の出方している。メタルだしパンクだし、歌詞が凄まじい。この世の全てのアンチことMarilyn Manson。Mansonはもちろん、楽器すらブチ切れている。終盤誰も何も制御出来なくなっている。

14.Minute of Decay

咀嚼音風の不気味な何かの音。ずっと不気味。地を這うような声の出し方、新鮮に怖い。ギターバリ重で地響きしそう。ピアノの音も不気味さに拍車をかける。2:15〜静寂の中キレないで…。ずっと重たい。死の香りが漂っている。

15.The Reflecting God

めっちゃ格好良い…!怖いのか格好良いのか…なんなの…!凄く筋肉を感じる歌唱。1:26〜歌声で滅多刺しにされる。執拗に迫り来る鋭いシャウト。「救いも許しもない」とか「撃て、撃て」と繰り返し物凄い剣幕で歌われるの怖すぎ。4:18〜突然入ってくる大盛り上がりの歓声とメロディアスな歌声何…!?!と思ったら元の調子に戻った。情緒。最後の声人間をやめなければ出なそう。

16.Man That You Fear

救い…?この優しいメロディには…きっと裏があるに違いない。珍しく寂しさや切なさがある。歌詞の世界観、恐ろしい。「Children」という単語が出るたびに、多分良くないことが起こっている。このアルバムでアコギの音を聞くことがあるとは思わなかった。終盤刹那美しい。4:35〜ア゛ーーーーーー全てがぶち壊され、カオスになった。「デストロイ」という単語が機械的な音声で繰り返し聞こえた…怖い…

17.Untitled (Secret Track)

99曲まである…!?!と思ったら99曲目にシークレットトラックが…!!騒音にまみれながら、強く加工された無機質な声で、ひたすら説かれる。何だこれ…最後まで怖い…This is my Omega…!?

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Marilyn Mansonは、1989年に活動を開始したアメリカのロックバンド。一部のメンバーの名前は、アメリカの犯罪史に残るカルト指導者であり凶悪犯、チャールズ・マンソンから名前をとった「マリリン・マンソン」を始め、実在の殺人者の名前を必ず用いているのが特徴。
本作は1996年にリリースされ、3rd『Mechanical Animals』、4th『Holy Wood』との三部作である事が明かされている。


Marilyn Mansonについて色々調べれば調べるほどヤバ情報が出てくるので凄い。

キリスト教を批判する歌を書くようになった経緯も、厳格なカトリック教徒の父と米国聖公会の教会員である母に育てられ、厳しいカトリックの教えを受けて育った幼少期の経験に影響を受けているとか…

このアルバムも、ドラッグとアルコールのオーバードーズ状態での制作、メンバー間の不和、かなりの極限・混乱状態の中での制作だったそうで…壮絶…!!

サウンドも背景に負けじとヘヴィヘヴィで、音割れするほどのシャウトと狂気的なヒソヒソ声の交互出し、独特な歌詞が心の芯から怖かったな〜

怒りのシャウトで洗脳されそうでした。

ジャケ写の怖さと音楽の怖さがとんとん…顔ジャケに寄せるの、今回も振り切ってしまった。

↓全顔バージョンも撮ったのですが、恐ろしすぎて自主規制


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次回は U2 の『WAR(闘)』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに…!




最後まで読んでくださり、有難うございました。

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