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【田舎暮らしin青森】「団地」は四角いコンクリートの建物群じゃなかった

だん‐ち【団地】 の解説
住宅を計画的、集団的に建てた区域。また、それに似た体裁で集団的に開発された工場・倉庫などの区域。工業団地・流通団地など。

住宅を計画的、集団的に建てた区域。
鉄筋コンクリートで作られた、長方形でエレベーターがない、5階までの建物で、玄関ドアは金属製で丸ノブが付いている……。
私の中の団地はそういうイメージですし、実際に住んだこともあります。

さてさて。
青森県内の町をぶらついておりますと、道案内の標識に「あかね団地」「大沢団地」(架空の名称です)など書いてありまして。半径的には数キロ置きといったところでしょうか。
はて、こんな人口密集してなさそうな土地に3階建て以上の鉄筋コンクリートなんてあるのかなと不思議に思っておりました。

興味本位で標識に従い道を入ってきますと、一般住宅街が広がっています。
はて? 団地とは……?

この辺だけかもしれないんですが、青森県八戸市周辺でいう「団地」は、一軒家等が集まっている宅地のことをいうようなのです。

確かに、辞書的には「住宅を計画的、集団的に建てた区域。」。合ってます。この辺は山林を宅地に変更する際、いっぺんに分譲することも結構あるようで、築年数も似たような住居が固まっています。
そういった事情もあって、団地ごとに建物の流行りの変遷が垣間見られます。
その分空き家になるタイミングもかぶるので、中古物件を買うときもまた同じような団地に同じようなタイミングで複数物件が出たりします。

昔はこっちが新興住宅地だったけど、今はあっちが新興住宅地。団地ごとにおおよその年代が分かれていて、住宅事情の栄枯盛衰がグルグル回っている感じがします。

「団地」の概念、完全に思い込みだったなあ、と思った一件なのでありました。

あ、もし移住したいならこういった目線で希望築年数の「団地」にツバつけとくといいかもしれないですよ。

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