【感想】『幸せになる勇気』2回目を読んで

おはようございます。

つい先程、『幸せになる勇気』を読み終えました。

初めて本作を読んだのが、ちょうど1年前。そこから1年ぶりに『幸せになる勇気』を読むと、1年前とは感じることが大きく違いました。

どこに引っかかり、感銘を受けたのか。を中心に、本作からの学び3点を書き記していきます。

ここで学びを3点と絞ったのは、先日読んだ『アウトプット大全』に、本からは3点の学びを得ようと書かれており、それを活かそうと思ったからです。

1.「悪いあの人、かわいそうな私 ⇒これからどうするか」

この内容は第一部「悪いあの人かわいそうな私」
に書かれています。

端的にまとめると、
・被害者面をしていても、何も変わらない
・自分の境遇が良いが悪いかを決めるのは自分自身
・過去を嘆くな、これからどうするかのみに注力せよ

です。アドラー心理学は「我々は過去の出来事によって決定される存在ではなく、その出来事に対して"どのような意味を与えるか"によって、自らの生を決定している」と説いています。

要するに、過去に痛烈なトラウマな出来事があったとしても、今という時間を生きる私には過去のトラウマに左右されてはならない。とのことです。

しかし、人は過去の過ちや失敗、痛烈なトラウマが原因となり、新たな1歩を踏み出す勇気が出ず、なかなか自分を変えられない。変えたいと強く願いながらも、変えられない。
そんな生き物です。一体なぜか?

それは、変わること=死ぬこと
であるからです。

過去の全てを捨てて自分を変える = 自分の過去を全否定して生きることになる。つまり過去の自分を殺すことになるからです。

また、自分自身が積み上げてきたら「わたし」という物語の編纂を行うの「いまのわたし」でしかありません。いまのわたしによって都合よく巧妙に編纂された過去に囚われて生きているのです。

そして、都合よく巧妙に編纂された過去には、"悪いあの人、かわいそうなわたし"が存在します。

ですが、今を生きる私たちに必要なことは、"悪いあの人"が居て、"かわいそうなわたし"であった過去を嘆くことよりも、"これからどうするか?"のみに注力することなのです!

◎感じたこと

私は23年間生きてきて、常に自分が今こうして不幸なのはあいつがいるからだ!と心の隅で思っていました。
私の心の中にも、「悪いあの人、かわいそうなわたし」が確実に存在していました。

中学時代に虐められた過去や、高校生の時に大好きだった彼女に振られた過去に対して、痛烈なトラウマを感じていました。
そのトラウマがこれまでの人格形成の一役を担っていることも否定できません。

1年前に本書を読んだ時には、こんな考えがあるのかー。身につけたら楽だろうなあ。と思いメモをして時々見返す程度でした。

しかし、この1年間で彼女とのお別れ、転職など様々なことがあり、人生の分岐点を超えた今読んでみると猛烈に共感の嵐となりました。

1度目に読んだ時よりも、内容がどんどんと心に刺さり、前を向いてこれからどうするかだけを考えて生きていく必要性を痛いほど感じることが出来ました。

なので私はこれからどうするか?のみをこれからは考えて、今この瞬間から最高に幸せになる勇気を持って行動していきます。


2.与えよ、さらば与えられん

これは第四部のタイトルにもなっています。
内容を端的にまとめると、

・人に好かれたいのであれば、自分から人を好こう。
・受動的ではなく、能動的に行動をしよう。
・相手から愛されるから愛するではなく、何人にも自分から愛することから始めよう

です。もっと噛み砕いて言うと、変な偏見を持たずに全ての人は仲間だと思い、愛を与えていこう。という考えだと解釈しました。

そして、
・人を信用するのではなく、信頼をしよう
・自分を愛していなければ、他人は愛せない

人を愛し、信頼する為には、自分を信頼して愛することが必要。信頼した人に裏切られるのが怖いのでなく、その人を信頼することを選んだ自分の選択が間違いになることが人は恐れているのだ。

よって、人を愛し、信頼する為に必要なことは、勇気を持つこと。愛と勇気(愛のタスク)から逃げてはいけない。とのことでした。

◎感じたこと

1年前に読んだ時にはあまり印象に残らず、はっきり言って忘れていた内容でした。しかし、1年越しに読み返してみると、衝撃的な考えに感じました。

人に裏切られるのが怖いのではなく、自分が間違えた選択をすることを恐れているだけだ。人を信頼し、愛せないのは、自分の勇気の問題でしない。

理解したくない考えてはありますが、心の底で本音の核心を疲れた感じがしました。

私は人を愛するのが苦手と友人から度々言われてきました。その原因が勇気の問題であるのなら、勇気を出して人を愛することをやってみようと強く感じる瞬間にもなりました。

まずは職場の苦手な同僚を勇気を出して愛することから初めてみます!


3.結局何事も勇気の問題。幸せになる勇気から逃げては行けない

これは本書全体を通して感じたことです。

"人と人とは永遠に分かり合えない。だからこそ、お互いを信じるしか道はない"

人は分かり合えない存在です。分かり合えないからこそ、争いは起きます。
松下幸之助も仰っていったように、お互いが素直な心となり、信じることでしか人は幸せになれないのです。
勇気を出して人を愛し、信じてみることが何よりも大切なのです。

"愛とは決断である。運命の人なんていない"

この内容は1年前に読んだ時から衝撃的でした。
運命なんて存在せず、運命だと信じることを決意したに過ぎない。

1年前、私には彼女がおり、心の底で運命だと思い込んでいました。だからこそこの内容には納得し切れなかった記憶があります。

ただ今は100%理解し納得できます。

"運命とは自らの手で作り上げるもの"
この言葉を自分なりに理解出来たからです。

目の前の人を大切に、勇気を出して今の自分に出来る最大限の愛を相手に送る。そうやって生きていくうちに自然と運命は始まっていく。

結婚がゴールではない、結婚するから幸せになるでもない。夫婦関係になって楽な関係になりたいと思ってはいけない。

愛とは責任であり、信念の行為である。
勇気を持って人を愛する、私の幸せではなく、私たちの幸せを求めること。

我々は他者を愛することによってのみ、自己中心性から解き放たれる。他者を愛することによってのみ、真の自立を成し遂げられる。そして他者を愛することによってのみ、共同体感覚にたどり着く。

人生の主語を、私から私たちに変えよう。
そして、「愛し、自立し、人生を選べ」

◎感じたこと

今この瞬間から幸せになることは誰にでも可能である。ただ、そのためには勇気が必要である。
必要な勇気とは、人を愛する勇気。もっと抽象的に言えば幸せになる勇気である。

私は以上のような結論に至りました。
自分が傷つかないために、自分や他人を愛することから逃げて、最終的に幸せになることを諦めていた。

幸せになる勇気をもって、自分、そして人を愛していくことで、人生は再選択可能であると。

アドラー心理学の人格像には到底及ばない私です。
だからこそ、幸せになる為に、まずは自分を愛して自分の周りの人を心から信じて愛していきたいと思います。

幸せになる勇気 

をもって、今この瞬間から新たな人生を歩んでいきます!


4.おわりに

1度読んだ本でも、期間をあけてから読み返すと新たな気づきが得られることに運良く気が付くことが出来ました。

これからも1度読んだことのある本を再度読み返すことをやっていきます。

そして、本の内容をアウトプットすると自然と内容が理解出来て、さらに新たな考えが頭に浮かんでくることを実感出来ました。

これからも『アウトプット大全』の内容を勇気持って実行していきます!


最後まで読んで頂き、ありがとうございました😊

ではまた!



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