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家庭教師3ヶ月目 学ばせるなら学んでみよう

こんにちは:-)
家庭教師生活もはや3ヶ月。

ありがたいことに6月からもう1家庭、ご依頼いただきました。
なので、
小5+小3 1時間 週1日に加えて、
中学3年生を2時間 週3日見ることとなりました。
忙しい月…。さて今月の学びはどんな学びだったのでしょうか?


今月その子ができるようになったこと

①書いて教えてくれる

小学生の子らは、話したり伝えることが照れくさいのか、今のところ良い返事のみ反応をくれます。
なので、答え(応え)がYSE-NOのものなら反応をくれますが、オープンクエッション(答えがYSE-NO以外の質問)となると迷いが伺えます。

どうしたものか…?
と思い、選択肢を伝えて答えてもらったり、ヒントを細分化して伝えて答えを導き出せるようにしたりしました。

そんな僕を分かってか(分からずか)、答えプラス目を見て首を傾けて、「これ?」と合図をして来てくれました!

もちろんその答えも正解だったので、
「合ってる合ってる!」と👍サインを出しながら、
「書いて伝えてくれたん!?嬉しい!ありがとう!」と伝えました。

百聞は一見に如かず
教える時も意識して図式化しますが、カウンターパンチを喰らい、僕が教えてもらいました。


②分からない時にどうするか

恐らく僕の知らないところで、お父さんお母さんが、「今日先生来るよ」と勉強モチベーションを上げてくれているのだと思います。
ですが、月に4回の家庭教師の時間。
日によって様子が違うことがよくあります。

今月は1日だけぐっすり寝ていました。
話しかけても、お母さんが起こしに行っても熟睡…。
どうしたものか…。

またこんな日も。

ほんとに集中せず、一問解いては立ち、一問教えては立ち、
の繰り返し。
先月まで集中力増えてきたな〜って感じていましたが、そうじゃない時ももちろんあるんだ、と。
はて…どうしたものか…。


またまたこんな日も。

今日は集中してる!いいぞ!いいぞ!!
いけーーーー!!!

「分からぁ〜ん。もう終わり!」
(まだあと30分以上ある…)
ヒントを出したり、書いて伝えようとしても座ってくれなくなりました。
う~ん…どうしたものかぁ…。


毎回毎回、いろんな反応をくれます。
寝る、動く、分からなくて投げ出す…。

まだ僕には、
ヒントを細分化する、
褒める、力を伝える、
聴く、
自分が楽しむ

ぐらいしか引き出しがない。

先月から『相手の反応に合わせない』でいようと意識はし続けていますが、もうワンステップ。

もう一歩が足りない。
分かっても、次分からないことが出てくる。
道のりは地道で、一歩ずつでしか進まないのだ。


③自分で自分をテストしてる

この成長はバグかと思いました。

「勉強きらーい」
と、先週 一番聞きたくない言葉を聞いた翌週のこと。

(あ、今日も漢字を書き写す宿題ね〜。僕の出る幕ないな。)
と、横目で見ていたのですが、
いやいや、なんか様子が違う…。

漢字ノートの読み仮名を先に書き写している。
そして見本のプリントを隠し、なんとなんと、漢字を書き始めたじゃないですか!!

(えぇ!ちょ、ちょっ、ちょっと待って!?自分でテストしてるぅ!!)
と、思わずテンションが上がって、声をかけて手を止めさせてしまうところでした。

自分漢字テストが終わって、僕が一息落ち着いてから、
(興奮気味に)「テストしてたん!?すごいな!」
と伝えました。

先生やご両親にそうするよう伝えられたのか、自らするようになったのかは聞けませんでしたが、
もし前者だとして、僕はその方法を知らないので「やり方」を監視できません。
つまり、ズルをすれば別に答えを見ていつも通りに書き写すこともできたにも関わらず、監視もされていないのに、自らテストを実施し答え合わせをしていたのです。

驚きすぎて、間違った漢字の指摘を忘れてしまうほどでした。

そんな彼は、「普通だよ?」みたいな顔で、また漢字を書き進めるのでした。


僕ができるようになったこと

①本気のヨイ出しと教えてもらう姿勢

中3の子の話です。

前回テストの合計が200点そこそこでした。
夜中までオンラインでゲームもしているそう。
学校を休む日も少なくありません。

なので、まずはヨイ出しです。


それと、ピグマリオン効果を存分に発揮する。

人は、他者から期待されると、期待に沿った成果を出す傾向にあるという現象のこと

グロービス経営大学院

その子がゲームしたり、学校を休んだり、たとえ点数が低かったとしても、それはその子の一側面でしかない。
大人になれば中学のテストなんて、覚えていない。
どう過ごし、どう在りたいかの方がまずは大事だと思う。

だから、「できることがある」「いいとこある」「いろんな側面から観る」って意識してる。

ピグマリオン効果は、ティーチャーがそう信じたらそうなるとのこと。
「できる」って信じられながら教えられるのと、
「できない」って思われながら教えられるの、
教える側の姿勢が変われば伝える言葉も態度も変わり、
プラスならプラスの、マイナスならマイナスの影響が伝わるんだろう。
だから、ピグマリオン効果が成立するんだお思う。

だから、その子が自信がなかったとしても、
「ヨイ出し」で多方面からその子の力を伝える。
ダメだと感じていることも、違う側からみればヨイってことを。


②『自律するこの育て方』

これもティーチャーティーチャーが紹介していた本。


区立麹町中学校校長の工藤勇一さんが、脳神経科学学部を卒業した青砥瑞人さんから学んだ脳神経科学の知見を学校で活かすという本。

大きく「心理的安全」と「メタ認知」について書かれており、知識を青砥さんが紹介し、実践されたことを工藤さんが紹介しています。

最近はよく聞き過ぎて、もはや聞かなくなってきた2つの言葉ですが、再度理解し、実践されているところを知るとやはり大事なことがわかりました。

一番印象に残っているのが、
「メタ認知はメタ認知できる人にしか教えられない」という文章。

しかし、「メタ認知できた」状態はメタ認知できていないことの裏返しなので、どこまでいってもメタ認知するという姿勢が大事だということも言われています。

文章にすると長くなるので、Podcastで話しています。お聞きください。



③ノートを作成しよう

すみません。これもティーチャーティーチャーです。
ティーチャーティーチャーをノートにまとめようと考えています。

というのも、以前ティーチャーティーチャーをご両親に勧めたり、内容を大雑把にお伝えしたりはしていますが、やはり時間がなかったり、Podcastを聞く習慣がないと、耳からのインプットは難しいと考えました。

そこで、ティーチャーティーチャーを1からノートに書いてまとめ、そのノートをプレゼントしてはどうかと思いつきました。

紙の本であればいつでも見返すことができ、追加で記入もできるので、ウェブよりもいいかと思いました。
何より、自分の勉強にもなると思い頑張ろうと思います。

できたページはPDFにしたりして、ウェブでも見られるようにしようとは考えていますが、まぁ無理せず気負いすぎず、まずは1ページ勉強してみようと思います。


まとめ

週4日で家庭教師はやはりハードかもしれないと感じました。
が、また勉強しようという気にさせてくれたり、感動を感じられることが何よりなので、続けていきたいとも思いました。

中学生には主に英語を教えているので、僕も再度英語を勉強しようと思い、英語の語源を学ぶ本を買いました。
でも、久しぶりの勉強。ノートの取り方も勉強の仕方もわかりません。

(あぁ、これが彼らの感じていることかぁ。)
と、そこでわかりました。

やり方がわからない。
わからないことがわからない。
何を書けばいいかわからない。
わかっているのかわからない。

これでは勉強は進まないな、と思いました。
だからこそ「自律」していることが重要なのだと思いました。
自分を律し、自ら学ぶことが大事だと気づきました。

僕も学ばせるのなら、僕が学ぶことからだ、と思い、
ティーチャーティーチャーを1から書くことから始めていこうと思います。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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