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家庭教師2ヶ月目 夢ができた

2024年4月から始まった家庭教師。
まずは毎週1回1時間。
寄り添うことを目的に始めてみました。



今月その子ができるようになったこと

①字が綺麗にかけるようになった

僕との時間は、宿題をすることが多い。
宿題をするだけなら、僕はいらないのでは?と、思うかも知れませんが、
「先生(僕)がいる時間は勉強する時間」と習慣化させために僕がいると言っても過言ではありません。

そんな宿題のほとんどは、みんなおなじみ「漢字ドリル」。
僕の小学校では「漢ド」と略していたけど全国そうだろうか?

僕の時代と変わらず、漢字ドリルで習った漢字を、漢字ノートに書き写すという宿題。
数をこなそう!という体育会系なものだが、
やはり意味はある。

漢字を覚えるのもそうだが、「漢字を書く」のみに集中するのだから、
少し「きれいに」を意識するのではないだろうか?
だからかもしれないが、徐々に漢字が、文字がきれいになっていくのがわかる。

毎週言ってるんじゃないかってぐらい「字がきれいになったね!」と連呼する僕。


②計算が速い

算数のプリントの宿題もある。
宿題が終われば、決まって算数のワークをするぐらい算数が好きなよう。

それもとてもとても素敵なことで、
「算数が好き?」と聞くと、
「うん、好き。」と答えてくれる。嬉しい。
小学生の今から「好き」があるのが素敵だ〜。
と思い、応援したい。

「好きこそものの上手なれ」とは言ったもので、
本当に計算速度が上がっているのがわかる。
今は、小数同士の掛け算や割り算を習っているが、かなり速い。

彼は筆算、僕は暗算で解くのだが、4月まではそれでも僕が速かったが、
今ではもう彼に抜かれそうなぐらいに速度が上がっている。
そろそろ電卓を持っていこうかと悩み始めたくらいに。


もう一つ計算速度が速くなった要因として、
彼には「習ったことをちゃんと使う」力がある。

「0」という数字、あるけど書かない数字。
例えば、0.1の後ろには無限に0があるし、
3.2×1.5=4.8 だけど、筆算すると小数点第三の位には0がある、みたいな
あとは、13×100 は(計算せずとも)13に0を3つつけるだけ。
のように、特殊な動きをする「0」について、
前回伝えたのだが、
それを今週は見事に使いこなしていた。

5月の最後の回に、
「垂直」や「並行」を定規2本を使って線を引くやり方を教えたのだが、
それを次回以降もしてくれる自信しかない。

「習ったことをするって当たり前じゃん」って思うかも知れないが、
意外とできないもの。
腕立て腹筋背筋毎日100回したらムキムキだよ?って習うけど、
簡単にはできないよね。

でも彼は習ったことをすると思う。
特に算数においては。

大人になっていく段階で、習ったことが必要かどうかを判断する様になるんだと思う。
そう思うと、僕も習ったことを自分軸でばかり判断して、不要不必要と切り捨ててないか、大事なものもいらないと思ってないか考えさせられる。


③答えやヒントをなるべく聞かなくなった

そもそも自分で解きたがる性格で、何でも悩みながら進む勉強スタイル。
悩む時間が長かったら「ヒント教えようか?」と助言している。

最近は、「ヒント教えようか?」と言っても、
まずは、「いい!(いらない)」と言われる。

もう少し悩んたら、もう一度、
「じゃあ、ちっちゃいヒント教えようか?」
もしくは、「(基礎の問題を指さして)これを使ってみたら?」と伝える。
すると、たいてい、うんうん!と頷き、ぱぁ〜!っと顔が明るくなって解き始める。

解けるの嬉しいよな〜、と心の中で共感しながら、
いつも通り合ってる?っと顔だけで合図して見てくるので、
そんなときはとびきりのグーサインを出してやる。


④夢ができた

これが今月最も感動したこと。

「パソコンの研究がしたい。」

とお母さんに伝えたらしい。
すごいな!素敵だな!!ってなった。

お母さんにもそう伝え、できることしたいと伝えた。

ただ、彼自身、パソコンの何に興味があるのかは言語化できてないらしい。
だからそこは、ご両親や僕が彼の興味を観察しなくては、と思っている。

考えられるのが、

  • ただパソコンを触るのが好き → 既存のOS、アプリを使って作業をするのが好き

  • パソコンそのものに興味がある → パソコンが創りたい、新しい機能を開発したい、プログラミングがしたい

の大きくは2パターン。
どっちなんだろう?
これからその深堀りを始めていきたい。

具体的には、問題をパソコンで解いてみる、とかしてみようと思う。


また、彼はそんな「パソコン関係のなにか」に惹かれて、
進学・進路を考えたそう。
だから、大学に行きたい、となり、そのために進学校に進みたいとなったらしい。
そして、そのための最適な高校が中高一貫校らしく、
中学受験することを決意したそう。
お母さんに聞いたのだが、「僕ハチマキする!」って言ったらしい笑 かわいい。

夢ができたのは本当に素晴らしい。素敵。尊い。
そこに携わらせていただけることがありがたい。
ちゃんと応援したい。


なので、こちらを読んでいただいた皆さんからも助言がほしいです。
知りたいこととしては、

  • 中高一貫校のメリット・デメリット

  • 小学生から学べるパソコン技術、もしくは何から学ぶべきか

です。
ご享受のほどよろしくお願いします。


僕ができるようになったこと

①自信がついてきた

できることとは違うかも知れないが、自信がでてきた。
自信はモチベーション次第とも考えていたのだが、また別の面もあるらしい。

今回何においての自信か、をもう少し考えてみる。

1️⃣コミュニケーションにおける自信

家庭教師を始めて関わるのが、両親とその子ども。
年齢でいうと僕が真ん中で、僕からすると両極に存在するという関係の人。
性別でいうと、ご両親がいるので男女。
子育てする経験は僕にはないが、ご両親にはある。
など、あげだすときりがないが、
そんな「僕とはかなり違う」方とのコミュニケーションが結構円滑にできているという自負がある。
より一層誰とでも話せるような気がしてきた。

2️⃣経済的自信

週に1時間だからこれだけで暮らせる額はいただいていない。
でも、それを複数個持ったり、もしくは、複数人に対して行うことで、
もう少しお金をいただくことができる。
また、今回の家庭教師での経験が実績になり、次に繋がる(はず)。
週に1時間だけでも、積み重ねれば大きな財産になる。
お金だけでは測れないことも多いが、経験に加えてお金をいただけているのは、とてもとてもありがたいことです。


と、考えてみたが2つぐらいしか思い浮かばなかった。
でも、この自信がまた何かに繋がるだろうと思う。

②相手に合わせないと意識すること

5月の1周目。
5月病か、4月の疲れか、あまり集中できていなかった。
問題をカンニングしたり、すぐに手を休めたり。
それを見て、僕は言いすぎず言わなさすぎずの、どっちつかずの態度をとって接してしまった。
いい面もあると思う。相手を尊重していると言えばそう。
疲れてるのに無理に強要して勉強嫌いにならない、かもしれない。

でも、僕にも疲れが移ったと言われればそうだったかもしれない。

そこで反省した。

よくよく考えれば、
相手のことを尊重することと、自分の気分が流されることはイコールでは結ばれない。
尊重し、(自分も相手も)気分を上げることは両立できると思い直した。
というかそりゃそうだということを体感した。

相手の気分が落ち込んでても、ペースを乗せつつ、知らず知らずにアクセルを踏ませることって絶対できる。
それを僕が諦めてたら、「家庭教師」としての仕事ができていない。

相手がマイナスな感じならそれをプラスに、
プラスな感じならよりプラスにしていく。

終わりに

今月もたくさんの成長と学びを得られました。
やはり夢ができたのが嬉しいですね。
僕の夢ってなんだったかな〜と思ったら、
「今の暮らしを守ること」になりました。
こうして家庭教師として関わってる毎日を守りたい、
すべてがずっとは続かないけど、続けたい。
むじょい(諸行無常い)し、むずい(難しい)けど、
今を今として、幸せを幸せとして享受し続けていきたいです。

ここまで見ていただき本当にありがとうございました。

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