「仕事」を人生の中心に置きすぎていた

私は無趣味な人間であり、恋愛に対しても、世間一般の人よりあまり興味がないほうだと思います。

これまではそんな自分に対して、「自分は結構変わってるのかもしれないけど、まあ自分ってそういうタイプの人なんだろう」というくらいにしか思っていませんでした。

しかし先日あるきっかけがあり、もしかすると私はこれまで「仕事」を人生の中心に置きすぎていたのではないか？とふと思いました。

そのきっかけは、ある人から「仕事をするうえで、趣味を持つのはオススメだよ」というアドバイスをいただき、その理由として、「失敗も成功も仕事で全部やろうとするのは難しい」という言葉をいただいたことでした。

いやたしかにそうだなあと、シンプルに納得です。

人生はずっと右肩上がりだとか、あるいは上りも下りもせずずーっと一直線上に広がっていくだとか、

もちろんそんなわけなくて、

上がったり下がったりして波打つし、苦しい時や思うようにうまくいかない時は必ずある。

そんな時に、たとえば自分の人生のバロメーターを測る軸として「仕事」という軸しか持っていなければ、仕事が上手くいかない＝人生が上手くいかないということになってしまうため、それは非常に不器用な生き方であり、処世術には長けていない生き方だといえると思います。

だから自分の人生のバロメーターを測る軸として、「仕事」以外に「趣味」とか「恋愛」とか、できるだけ多くの軸を持っておく。

そうすれば、たとえ「仕事」が下がったとしても、同時に「恋愛」は上がっていたり、「趣味」はたぶんそんなに激しく上下する軸ではないから、できるだけ多くの軸を持つことが結果的に人生全体のバランスを上手くとってくれそうな気がします。

だからたぶん私はこれまで、「仕事」を人生の中心に置きすぎていた。

というか、「仕事」という軸しか特段意識してこなかった。

だからこそ、「仕事」の軸をどうにか上げようと必死になってしまうし、「仕事」の調子が一度下がってしまえば、極端に言うとまるで人生全体が終わりかのように落ち込んでしまったことが過去にあります（笑）。

なので私の今年度の目標の一つとしては、「仕事」はもちろんですが、それ以外にも自分の人生のバロメーターになる軸をもう少し増やしてあげること。

入社一年目でとてもそんな余裕はないのかもしれないですが、

きっと「軸を増やす余裕がない」というよりも、「軸を増やすことが結果的に余裕を生んでくれる」ような気がしています。