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続ける!毎日掌編小説

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プロの小説家になるために毎日掌編小説を投稿します! 正確には毎日(00:00までに)必ず一つ投稿します。 もし投稿が過ぎた場合は、勉強も食事も睡眠も無しでその日に作品を5つ出しま…
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2024年4月の記事一覧

【連載小説】『パタイトのテル』4s1w「能力と代償」

【連載小説】『パタイトのテル』4s1w「能力と代償」

 空は飛行船でいっぱいだ。下を見ればたくさんの町がキラキラと光っている。

 飛行船は墜落していた。状況はどうやら最悪だ。バリアはゆがみ薄くなってきている。砕け散るのも時間の間題だろう。

「アイノウはどこだ」

「近くにいたのは兄ちゃんだけ、多分アイノウは、爆発で別の場所に飛ばされたんだよ」

「探しに行かないと!」

「無理だよ兄ちゃん。守っているだけでもう限界だから」

 タハトは地面に拳を

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【連載小説】『パタイトのテル』3s2w「鎮火」

【連載小説】『パタイトのテル』3s2w「鎮火」

 たくさんの能力者から追われる。助けに来たのに、家族同然のみんなを敵に回すことになってしまった。

「走れ走れ走れ!」

 後ろから爆発音が絶えない。人間の挙動を超えた動きで襲い掛かってくる。これ以上恐ろしいものが考えられるだろうか。

「そこを右、そしたら左、またひだっ、ダメ攻撃来る!」

 タハトたちはギリギリで攻撃をよけ続けている。

 アイノウの指示がなければ一撃で今頃死んでしまっているだ

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【連載小説】『パタイトのテル』3s1w「怒熱」

「姉貴?し、心配したんだぜ。生きててくれてよかった。みんなはどこだ?」

 マイクはカミーラを見てほっとしたのも束の間、彼女の不審な動きに嫌な予感がした。

「あ、あ、あ。あ……」

 カミーラは異様な気配を出している。明らかに様子がおかしい。

「カミーラ、洗脳受けて操られてる。他の子供たちはみんなつかまってるみたい」

 と、アイノウはカミーラの頭の中を覗いたようだ。

「ほんとに?!ありがと

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【連載小説】『パタイトのテル』2s4w「優しさ」

 日は沈み、空は赤紫色に染まった。

「マイク……なにをしてるの……?」

「……」

 マイクの手の中にはナイフが握られていて、そのナイフの先にいるのは、赤いもの。なぜかタハトには見覚えがある。赤色の液体がそこらを浸していた。

「ちが……う」

 小さく細い声がした。

「……」

 その時、恐ろしく、輝いたマイクの瞳がタハトを向いた。

「違う違う。俺はやってない……!」

「いったい何があ

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【連載小説】『パタイトのテル』2s3w「幻覚」

【連載小説】『パタイトのテル』2s3w「幻覚」

 気がつく。また白い空間にいることが朦朧としながらもわかった。

「ふpふ、こいつにケメカを売ったバツが当たったム」

「そんムも xOゃムいよぅまさか目をやられるとは思わAかった…・.」

「まぁ仲良く◎てやってくれ私の息子へんだからム」

「ホメトに恐ろOいやつだよ」

 かすかに話声が聞こえた。

*****

 目を覚ますとアイノウがタハトの手を握ってそばにいた。

「君も、難儀だな……。

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【連載小説】『パタイトのテル』2s2w「不思議な特訓」

【連載小説】『パタイトのテル』2s2w「不思議な特訓」

 池にぽつりと浮かぶ島に鐘が鳴り響く。子供たちは楽しそうな顔を真剣な顔に変え、鐘のほうへ走った。

 アイノウはタハトに手を差し出し、手をつないで連れて行ってくれた。するとそこは驚きの一面が広がっていた。子供一人一人が魔法みたいな力を使って大人と戦っているのだ。攻撃をするだけではなく、回復をする子や、防御をする子もいる。

 少し眺めていると二人の子供が出てきて、大人にすさまじいほどの炎を放った。

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