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まさか自分が地震に遭うなんて〜熊本地震体験記〜

中学3年生になったばかりのころ。
震度7の地震に遭遇しました。

2024年になって、石川県などの日本海側で
大きな地震が起き話題になっています。

地震のニュースを見るたびに、
中学3年生の時の経験を思い出します。

当時、熊本市立の中学校に通っていました。
学校から帰ってきて、
疲れてリビングで寝ていたとき。

いきなり大きな揺れが。
自分に覆いかぶさる母親。
何が起きているのかわからない。

揺れがおさまると、
家中ぐちゃぐちゃに。

すぐに姉とテーブルの下に隠れて、
帰宅中の父親に連絡。

父親は運転していたらしく、
事故に遭ったかと思うくらいの衝撃だったそう。
パンや水などをコンビニで買って帰ってきてくれた。

その日の記憶は他にはあまりない。
外に出て近所の人と話をしていたっけ。
避難所に行ったっけ。

夜が明けて明るくなって、
自分がいつも寝ている部屋の大きなタンスが、
倒れているのを見ました。

もしいつものように寝ていたら、、
下敷きで生きていなかったかも。。
そんな状況だったことを覚えています。

そして、数日後、
不安の中寝ていた真夜中に、また震度7の地震。
どうやら、後に来た方が本震だったみたい。

さすがに家には住めず、
そこから近くの割と大きなスポーツ施設の駐車場で、
1か月ほど車中泊生活を送りました。


熊本地震のほんの一部ですが、
まさか自分がこんな体験をするなんて。

他にも、炊き出しなどのボランティア、
警報の音の怖さ、誤情報の流出、家の前の液状化、
度重なる余震、半壊になった家、などなど、
いろんな出来事がありました。

今回の地震もそうですが、
人生何が起こるかわからない。
だからこそ、やりたいことに真っ直ぐに向き合い、
楽しく生きていくことが大切
だと、
改めて感じています。

これが、もしものいちばんの備えだと、
言い切れます。
どれだけ防災をしていても、
いつ何が起きるかわからないんだから。

そして、私個人としては、
熊本地震によって助かったことに対する感謝と、
自分の身の回りの支えてくださる皆さま、
友人、家族、そして自分にも感謝しながら、
日常を過ごせることを大切にしていかなければと、強く感じています。

自分の地震に遭った経験が、
年初の地震をはじめ、災害を自分ごととして、
少しでも身近に考えていたければ幸いです。

#もしもの備え

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