新型コロナ【ワクチン接種しても陽性率変わらない?】数字の見方w ※日記です

 本日もtwitterにて面白い(くない)情報が流れてきました。

 秋田県における、ワクチン接種者vsワクチン未接種者の陽性率一覧です。

 秋田県HP https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/55754  より引用


 この表を以て、「ワクチン意味ない!」と声を上げている方が大勢いらっしゃいました。(中には専門家の方も、、、悲)

 はっきり言って、この表では未接種の方と接種済みの方の「感染しやすさ」を比較することはできません

 皆さん目に見える数字ばかり追いかけていますが、バックグラウンドも考えていかないと。そもそもこの表には各々の検査数すら掲載されていないのですから。


 なお、私の友人にはワクチン未接種の方も大勢いらっしゃいます。中には猛烈な反ワクの方も居れば、超自然派の方で「コロナはただの風邪」を主張する方もいらっしゃいます。
 そして、こういったワクチンを接種していない方は、何らか症状が出ても「絶対に検査しない」とおっしゃいます。実際に39度の高熱で5日間苦しんだ友人も「検査?そんなもんしてないよ」と言っていました。他のある友人は「コーラでも陽性になるような検査しても意味ない」とFBやtwiで訴えています。(ここは笑うところでしょうか)

 これはどういう事かというと、「ワクチンに対して懐疑的な方のほとんどは、何らか症状が出ても検査を受けない」ケースが多いということ。
 かく言う私は中道派なので、必要と判断したときだけ検査を受けてきました。(全て陰性でした)
 未接種の知人では、ざっくり9割の人は症状が出ても検査していない感じですね。

 つまり、この秋田県の表の裏で、「どれだけの未接種者の方が検査を受けていないのか」を読み取ることは誰にも出来ず、もしかしたら未接種者10万人あたりの陽性者数は10倍ほど多いのかも知れませんね。

 このように、バックグラウンドが全く見えない公式発表において、何か議論するのは無駄ということです。当然陰謀でもなんでもありません。結果が掲載されているだけ。


 covid-19禍において、多くの方が数字を追って声を上げています。中には論文化する猛者もいらっしゃいます。しかし、どれだけ秀逸に見える論文でも、統計のバックグラウンド設定が甘すぎる感が否めず、「まったく信用に値しない」と思っています。そのため、私はコロナ禍初期から統計などの数字を追うことを一切してきませんでした。


 「○○しなかった未来」「○○した未来」など、現実では実行しなかった政策や対策なども同じで、事後比較は「想定」でしかないため、どれだけバックグラウンド設定を綿密に行ったとしても、簡単に統計することはできません。

 馬鹿馬鹿しい数字を追うのは超専門家の方にお任せするほうが、心安らかに過ごせるのでは?と私は思うのです。

 目に見える統計に飛びつかないようにしましょう。


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