【口頭試問】大学院への道Part.3
書類選考が終わり、いよいよ受験当日を迎えました。
私の志望大学院の試験科目は2つ。
口頭試問(面接)と、小論文(1時間)です。
今回は口頭試問の実際の内容と、私がやった対策について書いていきます。
【もくじ】
1.口頭試問対策
2.実際の質問内容
3.これから受験する方へアドバイス
1.口頭試問対策
私が口頭試問対策を行った期間はとても短かったです…。
日数にして約3日。
出願資格審査の面接では、志望動機や自身の経験等への質問も多かったのですが、本試験は違うとOBの方々からの情報で知りました。
本試験では主に研究計画書について質問されます。
私が行った対策はこちら。
・第三者に質問してもらう
・ネットで集めた想定質問への回答をノートにまとめる
・自身で研究計画書に突っ込みマーカーを引く
・第三者に質問してもらう
研究分野にある程度精通した専門家と、家族などの素人の両方に質問してもらいました。
そして、専門家と素人両方の視点を取り入れたことが後々大いに役に立つことになりました。
実際の口頭試問では、自身の研究分野に精通した先生ばかりではなく、他の専門の先生方もいました。
計画書をより掘り下げるような質問と、
「素人質問なんですが…」
といった初歩的な研究内容を簡潔に説明する事が求められる質問の両方が、当日もミックスされていました。
なので、専門家と素人両方の視点は、口頭試問対策においても非常に重要です。
・
ネットで集めた想定質問への回答をノートにまとめる
ネットで集めた想定質問8つへの回答を書き出し、直前に見返せるようにノートにまとめておきました。
内容はこちら。
・志望動機
・卒業後の進路
・院で何を身に付けたいか
・論文指導担当教員を選んだ理由
・読んだ文献の数と種類、検索方法
・1分程度で研究概要
・研究がどのように世の役に立つのか
・研究が実現可能な理由
・自身で研究計画書に突っ込みマーカーを引く
自身の計画書に15か所ほどツッコミを入れて、回答をノートに書きだしました。
例えば、「○○な価値観」と書いている場合、「価値観」の具体的な内容や例、その根拠などを整理して箇条書きにしていました。
2.実際の質問内容
私の口頭試問の持ち時間は15分間でした。
面接官3名に対して私1人、面接室は4つほどあったので、どの先生にあたるかは運しだいです。
質問内容はこちら。
・研究概要を5分間でプレゼン
・研究対象者を選定した理由
・○○は研究対象に入るのかどうか
・この研究の評価指標は何か
・このテーマを研究する事で、この社会問題は解決するのか
また、上記の質問以外にも、
面接官:「私はこのように解釈したのですが、それで合っていますか?」
という様な会話もいくつかありました。
時間も限られていたし、解釈は合っていたので私は
「その通りです」
とだけ回答しました。
そして、質問内容は見事に研究計画書の事のみでした。
志望動機や、自身の経験については1つも聞かれず。
掘り下げる質問ばかりでした。
また、予想外だったのが、
研究概要を5分間でプレゼンしてください、という質問。
就活などでの志望動機、自己PR時間は大体1分程なので、試験時間の3分の1である5分間の時間を与えられるとは予想していませんでした。
計画書の項目に沿って、
研究の目的から、社会にどう貢献できるのかまで、順を追って研究の意義と方法を話しました。
自身の研究をしっかり把握しておくことと、なるべく分かり易い言葉で伝える事が大切だと感じました。
3.これから受験する方へアドバイス
さいごに、予備校や講師を付けずに勉強する私の様な方がいればのアドバイスにはなりますが、
口頭試問は自身の研究内容を、自分で進めて行ける力があるかを確認されるものです。
そのため、計画書を書く段階からなぜその文章を書いたのか、どこからの引用なのかをメモしておくとかなり対策がしやすくなると感じました。(私は後から気づきました…)
1つ1つの言葉が、自身の想像や夢物語ではなく、現実に根拠のあるものである必要があり、それを説明できれば大丈夫です。
そして、あくまでも知の巨人相手の面接なので、分からない場合は
「分かりません」
「そこまで考えられていませんでした」
とはっきり伝える事をお勧めします。
変に誤魔化そうとすると時間のロスに繋がりますし、面接官の先生方も聞きたい事を聞けずに面接が終了してしまいますので注意しましょう。
以上、口頭試問対策についてでした!
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