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「思考」と「感覚」のバランスの話

先月のnote「自分への投資」で通ったと話した小顔整体で、頭が(物理的に)固いと言われた。

原因を聞くと、「たくさん考えているから」とのこと。そりゃあ仕事頑張ってるから…と思ったが、どうやらそういう話ではないらしい。

というのも、人は「思考」と「感覚」のどちらも両立することはできなくて、そのバランスが「思考」に偏り過ぎている人の頭は(物理的に)固くなるそうだ。

心当たりがありすぎた。

例えば、私は食への関心が限りなく無である。お腹が減るから、生きるために摂取する、ただそれだけ。

とはいえ、1日3回も発生する作業に興味が持てないと今後の人生大変ではないかと思い、周囲の普通に食を楽しんでいる人にヒアリング調査をしてみたのだが、どうやら食事で五感を使っているかどうかに違いがあるようだった。

今まで共感できなかった「茶色いものばっかりになっちゃって彩りがイマイチだね」なんかは、まさに食で視覚を使っているからこその発言だ(私は「食べられれば何でもいいじゃん」と思っていた)。

他にも、道を歩いているときも考え事をしているので周囲の変化に全然気づかない(危ない)し、言われてみると確かに「思考」に寄り過ぎている。

そして、私は海外旅行が大好きなのだが、こんな普段は「思考」全振りの私でも、思い返してみると海外旅行中は「感覚」を総動員できていた

異国のごはんを味わうこと。日本に生えていない木を見つけること。「空気は冷たいのに日差しは強くて不思議」みたいな、気候の違いを感じること。

私が旅行の中でも"海外"旅行がとりわけ好きなのって、「感覚」側が著しく鈍っていても強制的に「思考」→「感覚」にスイッチするほどの刺激があって、日々「思考」に偏っている状態からバランスが取れるものだから、本能的に旅行が欲していたのかもしれないと思った。

そう考えると、旅行に行けない今、私の頭が極限まで(物理的に)固くなっているのは十分すぎるほど納得がいく。

この状況下で「思考」→「感覚」にシフトするためにできることを考えると、やはり日常に感覚を研ぎ澄ますことではないか。

旅行中は研ぎ澄ませるのだから、おそらくポテンシャルはあるに違いない。まずは明日の朝食から、YouTubeを見ながらではなく、五感で食べ物と向き合うことから始めよう。そして、2021年のうちに食事を好きになろう。

私の五感へ…今まで君たちは、休憩多めのシフトでゆるゆる働いていたと思うけど、2021年は通し勤務で頑張ってもらうよー!

頭、(物理的に)柔らかくなりますように。

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