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結婚7年め、“今が一番仲がいい“を更新し続けている

今日は特に結婚記念日でも何でもないのだけど、わたしたち夫婦の話でもしてみようと思う。

今、33歳のわたしと46歳の夫、世間的には歳の差夫婦と呼ばれるのだろう。結婚当時は25歳と38歳、それから7年の月日を共にして、かわいい2人の子どもたちにも恵まれて、酸いも甘いも噛み分けてきた。そして今、‘’今がいちばん仲がいいかも‘’と素直に思っている。

そもそもわたしたちには仲が悪い期間というのは特になかった。強いて言うなら新婚当初、自分たちの生活や周りとの距離感を掴んでいくまでは、仲はそれなりに良くとも ‘’シンドイ‘’期間だったのかもしれない。怒鳴り合いの喧嘩もしたし、手を出さないもののスリッパを投げつけられたこともある、わたしも度々物に当たったりした。(あれ、充分仲が悪いと言えるかしら)喧嘩ではなくとも、夫への信頼を失くした期間もあった。

そんな時期を経て結婚から1年、子どもが生まれて育っていく中、わたしが常に心がけていたのは、‘’夫を蚊帳の外にしないこと‘’だった。

夫は朝から夜まで仕事、わたしは家で娘と2人。家で起きる出来事をLINEで写真付で送ったり(大体返事をくれるけど、基本的には言いたいだけなので返事には期待をしない)、育っていくなかで関わるお友達や先生との関係や、わたしが外で教わったこと、感じたこと、いいことも悪いことも、ほとんど全てを帰宅後話した。息子が生まれて3人で過ごすようになり、関わる人たちが増えてもそれはずっと変っていない。

今思えば疲れて帰ってきても、毎日のようにわたしの話を聞いてくれた夫には大感謝である。(わたし自身話すタイミングは見極めてきたけれど)ときには聞き流した日もあるだろう。話すだけでも発散になるので、それはそれで問題はない。でもそのおかげで‘’亭主元気で留守がいい‘’、‘’夫はATMでいい‘’というようなことは一度たりとも思ったことも考えたこともなかったし、夫も仕事に追われる中、いつでも育児の当事者であってくれた。

そうして信頼関係が築けたあと、今まで誰にも言えなかったわたし自身が子どもの頃から抱えていた生きづらさや葛藤、苦しさについても話すことが出来るようになった。そして夫はわたしを決して甘やかさない。聞いてくれる優しさは常にありつつ違うことは違うと言うし、共感より違う視点を教えようとする。それが苦しく共感を求めてしまう期間もあったけど、そこは男性脳と女性脳の違いを知ったり、自分自身と向き合う上で、それは私自身の問題だとわかるようになった。今となってはこの関係が心地良く、有り難い。そして今では、‘’夫はわたしのメンターだ‘’と思っている。すぐ隣にメンターがいるって最高である。

もちろんこれだけが全てではないので、また追々書いていきたいことは山ほどあるのだけど、と前置きをしつつ、わたしたちの7年はそんな夫の優しさと厳しさと、わたし自身の変化と、ただひたすら話すことで成り立ち、仲の良さを更新し続けてこられたのだと思っている。

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