「トホホ感」vs「テヘッ感」

「有働由美子はリアルなちびまる子ちゃんだ!」と柳原可奈子さんがラジオで言っていて、思わず「あ~、なるほど~」と膝を打ってしまいました。

これ、髪型がおかっぱとかそういう話ではないんです。

有働さんのおてんばなところや、ちょっと失敗しちゃうところ、それでも許せてしまうチャーミングさ…確かにちびまる子ちゃん要素満載。

だけど私、ちびまる子ちゃんってなかなか性格悪いと思うんですよ。
めちゃくちゃ子供っぽいし(子供だけど)、聞き分けないし、ズルいことばっかり考えてて少しでも楽な方向へ流れていく・・・そして失敗して人に迷惑をかける・・・を30年もやってるわけですから。
でも結局「まったく仕方ないな」という気持ちになって、憎めないキャラクターなんですよね。

では、有働さんとまるちゃん、二人の共通点は何か?
それは柳原さんもおっしゃっていた「トホホ感」なんだと思います。

じゃあ「トホホ感」とは何か?
私の中で出た結論は「ごめん!全部私が悪かったよ!」っという自虐的な悲壮感を感じつつ、反省感が全面に出ているけど、周りをどんよりさせるような落ち込み方はしないというものなのではないかと思います。
まるちゃんでいうところの顔にザーっと線が入っている瞬間に醸し出している雰囲気はまさに「トホホ感」。後悔と自責の念満載です(笑)

つまり、「まったくお前はしょうがねぇなぁ」と周りに言わせてしまうパワーのことと定義づけました。極めて高等な反省テクニックです。

対して私が苦手なのが「テヘッ感」です。

例えば、仕事で自分の実力以上のプロジェクトを任されてしまい、周りに迷惑かけまくりながら進めている人から「テヘッ」感を感じてしまうと、私は前向きに手伝うことができなくなります。

「テヘッ」感には、「私できない子だけど許してね」という、責任転嫁な雰囲気と笑ってごまかそうとする空気を感じ取ってしまうのです。
「テヘッ(笑顔)」は相手もつられて笑ってしまい、何となく責任がなあなあになったり、論点をずらしている行為に感じるのです。
ちなみに私はそれが許されるのは20代前半までと思っています。
アラサーがこれやっていたら、男でも女でも私は容赦しません。
能面フェイスで「うん、それでね」と逆にどんどん話を詰めていくようにしています(笑)

4月でフレッシュマンとして入社し、わからないことばかり、毎日失敗している皆さん。
社会人の先輩として言いたいのは、「テヘッ」を使うのは身内だけにしましょう。






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