あっち向いて、デスゲーム -えっせい-

最初はグー！
じゃんけんぽん！！

あっち向いてホイ！！！

っていう遊び。
懐かしいですね。

昨今じゃんけんはおろか、
じゃんけんの勝敗を潜り抜けた先の
あっち向いてホイなんか
縁遠くなりつつある樽です。

アラサーになり、

懐(なつ)ゥゥゥ！！！

な出来事が、ポチポチ増えてきました。

これから歳を重ねていけば、
もっともっと出くわすような気がします。

ー以下、樽の妄想タイム

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樽、89歳。
近所でいつもの井戸端会議。
今日も熱い茶がうめぇ。

ポリデントと親友になり、
人工歯をカパカパさせながら茶を飲む。
時たま熱湯が歯茎に滲みる(気がする)。

突然、閃いたかのように友人が言った。

「ねぇ、あっち向いてホイしましょう！」

と。
ふたつ返事で了承し、
じゃんけんから始めてみた。

「「最初はグー！！！」」
「「じゃんけん」」
「「ぽん！！！」」

友人、チョキ。
樽、パー。

ルーザーは樽である。

次いで、

「あっち向いてぇぇぇーーー」

(((さあ、どう出る友人)))

「ホイィィン」

と同時に友人の人差し指が上を刺す。
と同時に樽は左に首を振る。

そして、

ピキッって鳴った。

首が動かなくなった。
戻らない、首。

ん。やばくね？

すぐさま119番通報、病院行き。
青春時代に感じれない痛みを
痛感した樽なのであった。

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"あっち向いてホイ"

は、そのうち

"あっち逝っちゃってBye"

のデスゲームへ進化を遂げるのだろう。

だって、
じゃんけん如きで準備体操しないもん。

【死因】
あっち向いてホイを発動後、
瞬間的な動作による首らへんヤッタ。

って地方紙の一面飾ったら、
それはそれで光栄な気がする。

今週もお疲れさん。

樽